04


‐学校の練習室135‐

次の日の朝。
練習室の中には、星羅1人がいる。

「昨日、桜木純也…怒らせちゃったかな…?」

何か、考えている星羅。
相変わらず、考えていることが口から出ている。

「…まさか、ここまでルナと一緒になるなんて……」

星羅は、最近お風呂でルナとした会話を思い出す。

「炎騎の音が嫌いだった、か……桜木純也の音がキライだけど.....好き……///」

自分で言ってテレている星羅。
ふと、練習室にある時計を見る。
9:53…ちなみに、今日は終業式である。式が始まるのは10:00だ…

「!!やばっ…!!」

星羅は慌てて練習室を出て、終業式が行われる第2体育館へと走る。

(最悪!何で、こんなミス……!?…キャッ…)

階段を下りて、渡り廊下へ出ようと角を曲がると…楽譜を持った純也が歩いていた。
そして、お決まりで純也にぶつかり..楽譜が舞う。

「…った……ぅうっ…最悪…!」

星羅は後ろから純也にぶつかり、その反動で渡り廊下の壁にぶつかる。

「…はぁ…またか、黒木」

少し間があり、純也の口からため息が聞こえる。

「………………」

恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして、痛さのあまり涙目で、純也を見上げる星羅。

「!!?……お前は……」

純也は、困った様に顔をそらして言う。
だけど、それは一瞬だけ。

「大丈夫か?頭、打たなかったか?」

いつもと同じはず…だけど、なんだか純也に違和感を覚える星羅。

「……大丈夫…」

そんな2人のところに、ソラが声をかける。

「2人とも、もう式が始まってるよ?」

純也は、辺りに散らばっている楽譜を拾い集めてソラに渡す。

「…すみません。天宮先輩…お願いできますか?」

ソラは、状況に何となく気づいたのか、仕方ないなと楽譜を受け取る。

「先生には、言っておくよ」

「ありがとうございます」

純也は、ソラにかるく頭を下げる。
そして、星羅を…いわゆる、お姫様抱っこする。

「へ!?…何で……?」

状況についていけてない星羅。

「保健室」

短くそう言って歩き出す純也。

「ひぎゃぁー!イヤッ…!おろして!!!」

慌てる星羅。

「うるさい。黙らないと、落とすから」

何だか、すごく怖い純也。

「…ソラさんと同種……!?」

恐怖が顔に出ている星羅。
ソラは笑みを浮かべて楽しそうに言う。

「桜木、ほどほどにしておかないと嫌われるよ?」

純也は一瞬だけ動きが止まるが、そのまま行く。
黒笑なソラ。

「おもしろいな…」


[ 23/31 ]
[*prev] [next#]
[戻る]