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なつかしい...


青い風が吹いた気がした...



「風姫、ルキ...我の声が届くなら、もう一度だけ...その姿を見せてくれ・・・」





消え逝く意識の中...


懐かしい“声”がした



“青龍”



こんな私を、

初めて必要としてくれた神...



「ルキ...もう、我の声に応えてはくれぬのか?」



そんな寂しそうな声で呼ばないでよ


私は、‘先代’の青龍の巫女だよ



「我の最期の巫女、ルキ」



え?
どういう意味?

当代の巫女は?



「もう、在らぬ...我等の世界と共に消滅した。残ったのは、お前の魂と我だけだ」





何で私たちだけ...?



「勝手に廻間に来やがって」



突然、さっきの“銀色のオオカミ”の声がした



「廻間しか、行ける場所が無かったのだ」



「お前の世界と共に消滅すれば良かっただろう」




青龍とこのオオカミは、知り合いなんだろうか...?



「同じ風を操る者同志だからだ」



え...?



「フッ...お前の世界の巫女か、まさか“青龍の巫女”か?」



“銀色のオオカミ”は、私に問う



何て、答えればいい?

私は、青龍に聞いた



「我の最期の巫女だ」



本当に?

さっきも青龍は、そう言った。


最期の巫女



「ルキ、我に残された時間もあと僅かだ」

「フッ...お前ほどの奴が消滅するか」





青龍が、消滅する...?


肉体がない、はずなのに...涙が私の頬を伝う・・・・・





「お前は、本当に綺麗だ...」



気がつけば、身体の感覚がある


私の肉体が、存在する。


「どうして...?」



「我の最期の巫女、ルキを銀狼...お前に託したい」



そう言い、青龍は.....






















“消滅”した。







「青龍―――――!!」




消えないで、

いなくならないで...


私を必要としてくれたのは

あなただけ、なのにッ...!!


   私を、

独りに...しないでッ・・・・・

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