RINALDO

「ハレルヤは何が好きなのかな」

そう聞かれるとアレルヤは、あんなプレイだとか露出の多い格好だとか、海外のモノだとか変なものしか浮かばなかった。とてもそんなことを伝えられない。なんだろうねとしか答えようがなかった。

「ハレルヤって、髪が長い人が好きかな。…短い人かな」

好きなのはカオだから、きっとどっちも好きだよと言いそうになったが、頭に直接ハレルヤが大きな声でワー!と邪魔をしてきた。キーンとなるくらいの声にアレルヤは肩を飛び上がらせる。カオも驚いて肩を跳ねさせた。

「ハレルヤは髪のこと、気にしないみたいだよ」

ふうんとカオは自分の髪をくるくるといじり遊ばせる。

「じゃあ、ええと、カオは…ハレルヤのどこが好きなの?」
「ハレルヤの?」
「うん」

アレルヤはずっと気になってきたことをこれを機に尋ねてみた。ずっとなんだか聞けなくて伸ばしていたことなのだ。
少し考えるとカオはたくさん喋り始めた。

「ハレルヤは優しいんです。結構、ぶっきらぼうで、好戦的で、ガサツなところもあるけれど。かっこいいし、本当は周りのことを見てくれているでしょ、頼りになるの。一緒に居たら安心できるから、私ハレルヤが…だーいすき!」

すると静かに聞いていたアレルヤから、ボ!と湯気が沸き上がる。いや、正しくはこの時、ハレルヤだ。ハレルヤは直接聞いてみたいと思い、アレルヤから体を乗っ取った後であった。
ハレルヤは顔を伏せ、赤くなった顔を隠した。

「どうしたの?」
「ちょ、ちょっと眠くなった!寝るから!帰ってくれ!」
「え!そう、おやすみ」

不思議そうに部屋を出て行くカオは、ハレルヤに変わったことに気がつくことはなかった。

『…ハレルヤはヘタレだ』
「うるせー、うるせーうるせー!」