PIA

「こわいから一緒に起きててなんて、笑われちゃうかな」

肩掛けをグッと握る。

「でもこわいよりマシ、笑われても良い。頼もう!」

扉に手をかけると同時に、肩に手が置かれる。すっとんきょうな悲鳴をあげてしまった。

「俺ですよ」

振り返ればロビンフッド。
良かったとホッとしたところ、ロビンはどうしたんですかいと訪ねてきた。

「いや、ちょっと、別に」
「ははん、まあアンタのことだから。まーた怖がりのくせして怖い話とか見たりしたんでしょうよ」

その通りである。
ついつい調べ物をしていたり、何か気になったことの先に、怖いものは出てくるのだ。

「ロビンのところ居させてよ」
「またなんで俺なんです」
「だってロビンとが一番安心なんだもん」

そうやって頼りにされるのに弱いのだと、ロビンは自分のことながら呆れてしまう。

「安心ねえ」
「ロビン…」
「かまやしませんよ。ほら、早く中入って」

部屋に引き込まれてゆく。
朝までずっと、この部屋で過ごして、明るくなったら寝ればいい。