「ウインディって、好きな人いるの?」

「へ?」

正直なところ、いるのはいるのだが、それを聞いてきたカオが好きだと言う勇気はなかった。

「いないの?」

「いるには、いるぜ」

お前だよ!と心の中で叫んだウインディである。

「じゃあ、好きになる気持ちわかるよね?ウインディなら好きな人に何されたら嬉しいの?」

「急だな…俺なら、そうだな…」

カオの顔を見る。
何をされても嬉しいのだが、キスをされたり手を繋いだり、話しているだけでも嬉しい。もう一緒にいることが嬉しいことなのだ。

そのまま伝えると、カオは驚いていた。

「ウインディなのにまともな答えが帰ってきた」

「どんな答えを想像してたんだよ」

「欲しいものとかないの?」

それもお前だよ!とまたウインディは心の中で叫んでいた。

「俺は好きな奴と居られるならそれで良いんだよ。幸せだぜ?」

「今は幸せだったりする?」

「幸せだぜ」

「それならよかった、私もね、ウインディと一緒が幸せなの」

変わった奴だなとウインディは笑った。
後々に、ウインディはもしかして脈があるのではないかと気がつくのだが、それはウインディがベッドに入ってからであった。