「アームが夢に出てきた」

ゴールドマスクは朝一番に報告を受けた。
自分が出てきたわけではないのが、ちょっとガッカリ。

「アームのこと好きだけど」

「おう」

「マスクが良かったな」

夢で会うなら。

マスクはどうして自分が出て来なかったのか真剣に頭を抱えた。
そして、この話をドア越しに聞いているゴールドアームも、どうして自分が出てしまったのかと頭を抱えた。かわいい弟のため、代わってやりたかった。

「夢でも会えたらいいのにね」

「俺もカオに夢でも会いたい」

「マスクの見る夢ってなんだか疲れそうだから出さないで」

ムードはぶち壊された。
マスクはまたちょっとガッカリ。

「寝直すから起こしてね」

「おう」

「次はフットが夢に出てきそうな予感」

「な…!意地でも出てきてやる!」

「オバケみたいなこと言ってる」

そう言うと、うとうととカオは眠りについた。
マスクの膝を借りて、少し硬めではあったが、優しくなでられて心地よかった。

寝顔を見ることができて、マスクは眼福であったが、夢に出てきているのが次は誰なのか気になって仕方がなかった。

「俺出ろ、俺出ろ、俺出ろ…」

そこで、そんな風に呪文を唱えているマスクを見てしまったゴールドフットは、弟が変な改造をされたのではないかと疑ってしまったという。


夢にはファイターアローが出てきたらしい。