7
「アームが夢に出てきた」
ゴールドマスクは朝一番に報告を受けた。
自分が出てきたわけではないのが、ちょっとガッカリ。
「アームのこと好きだけど」
「おう」
「マスクが良かったな」
夢で会うなら。
マスクはどうして自分が出て来なかったのか真剣に頭を抱えた。
そして、この話をドア越しに聞いているゴールドアームも、どうして自分が出てしまったのかと頭を抱えた。かわいい弟のため、代わってやりたかった。
「夢でも会えたらいいのにね」
「俺もカオに夢でも会いたい」
「マスクの見る夢ってなんだか疲れそうだから出さないで」
ムードはぶち壊された。
マスクはまたちょっとガッカリ。
「寝直すから起こしてね」
「おう」
「次はフットが夢に出てきそうな予感」
「な…!意地でも出てきてやる!」
「オバケみたいなこと言ってる」
そう言うと、うとうととカオは眠りについた。
マスクの膝を借りて、少し硬めではあったが、優しくなでられて心地よかった。
寝顔を見ることができて、マスクは眼福であったが、夢に出てきているのが次は誰なのか気になって仕方がなかった。
「俺出ろ、俺出ろ、俺出ろ…」
そこで、そんな風に呪文を唱えているマスクを見てしまったゴールドフットは、弟が変な改造をされたのではないかと疑ってしまったという。
夢にはファイターアローが出てきたらしい。