leo

また発明をした剛くんとコタローくん。二人とも夢中になって工具を使っていた。なぜか張り合いが止まらなくなり、いつもやりすぎてしまう、それがいつも何か問題になるのだ。

今回はゴミ山から見つけた電気ストーブをいじっていた。なぜかはわからない。何か、その電気ストーブにアツイインスピレーションを感じたのだと思う。

欠陥があるのが剛くんの発明するものの特徴だとどこかの黒猫が言っていた。
たしかに、僕もその1つかもしれない。

「ミーくん」

「え!わ!なに?」

声をかけてきたのは、電気ストーブから作られたカオ。コタローくんはどうも女の子を作ってしまうらしい。

「たまご、焦げてるよ」

「わ、しまった!剛くん、ごめんねー!」

最近失敗が多いねと剛くんは言う。それもなんだかニコニコと。僕の心の内をわかったように。

電気ストーブのカオちゃんはとっても素直で、かわいい。よく気がきくし、働き者だ。

「剛博士、こんな感じですか?」

「うんうん、カオちゃんはマッサージも上手だねえ」

剛くんもお気に入りらしい。

「ミーくんどうかな、カオちゃんきっと良いお嫁さんになるよ!」

「ちょ、何言ってるんだよう剛くん!」

その時だ。剛くんの余計な言葉に反応したのは僕だけじゃなかった。

「アチー!」

「剛くん!」

カオが発火した。
電気ストーブのカオの欠陥が見つかった。カオは気持ちがたかぶると、熱量が制御できなくなり、発火装置となるのだ。

剛くんはマッサージされていたものだから、それはもう丸焦げ。大火傷。
ミーくんの気持ちにはすぐ気がついたが、剛くんはカオの気持ちには気がついていなかった。

カオもミーくんのことが気になっていたのだ。

いきなりお嫁さんなんて話を出されたものだから、気持ちも不安定になり、発火もする。


「大丈夫?カオちゃん…」

「ミ、ミーくん…!」

「また発火!アツイー!」


お母さん、僕の恋は前途多難の予感がします。