こんぶまき
着物、という衣類がある。言えばそのくらいの認識で、特にどうとも思っていなかった。服は似合うものを着ていれば良いのだとキラーは考える。
そう、今この時までは。
ガシャーン!とグラスを落として割ってしまったキラーは、飛び散るガラスなど見ていなかったし、ストローもどこかへ飛んでいった。
目の前にカオが着物で立っているのだから。目はそちらへ向くばかりだ。
「良い」
キラーはただそれだけ口にした。
「はじめてです。嬉しい」
「ああ、良い」
「すごいですよね、キッドさんが着付けしてくれたんです。器用なんですね」
さすがキッドだ。キッドにこんな特技があったとは。
「いや待て。キッドがしたということは、このヒラヒラの中身をキッドに見せたのか?」
「えっ、はい…いけませんか…?」
キラーはその日からキッドに着付けを習った。布団をぐるぐる帯巻く姿は、船員たちには奇行に見えたという。
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また無理くりの着物を着るシリーズ。ワノクニは二人はあれなので、どっかでどうにか、着てほしい。