53人目の前

彼女ができればすぐにパコパコとしたかった。胸が大きくて穴が空いて股を開いてくれるのなら理想的。美人ならなお良し。

そんな自分が信じられない相手を好きになってしまった。めちゃくちゃにピュアで、おとなしく、照れ屋。この年齢の女の子はピュアなのが当たり前なのかもしれないが、この町にピュアな女の子は少ない。

「×××××!」

ありがとうと言って、カオにハンカチを渡す。先日使わせてもらったハンカチを洗濯して持ってきた。家に帰っていっぱい嗅いだりもしたのは秘密だ。洗濯したし、バレないだろう。

「わざわざ洗って持って来てくれたの、ケニーくん。ありがとう」

「×××、×××××!」

へら、と笑ったカオはかわいい。どこかの犬アニメの主人公のような笑みとハートが思わずあふれ出てくる。

「ケニーくんは、ドーナツ好き?さっき買ったの。揚げたてだよ、いっしょに食べない?」

「××××!×××!」

近くのベンチでドーナツを食べる。

「ケニーくん、いっぱい食べて」

「××!」

遠慮なくもりもりと食べてしまう貧乏性な自分がいる。これは家族の分かもしれないのに、と思いながら止まらない食欲。すっかりたいらげてしまった。

「××××、××××××」

ごめんね、家族の分まで食べちゃったと紙袋を申し訳なく握っていると、カオが少しモジモジした。

「ぜんぶ、あのね、ケニーくんの分なの…だから、えへへ。よかったの」

「×××〜××××…」

「やりたい?って、何を?」

「×××!×××!」


やっぱりすぐにパコパコしたい。