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『お互いに愛を告白しないと出られない部屋』
また閉じ込められた。
「今度は簡単ですね!」
そうにっこりするカオ。キラーはまたいやらしいお題ではなかったと心の中でガッカリとする。
「わたしはキラーさん大好きです。愛してます」
そんなガッカリも束の間。まるで台風。まばゆいカオの笑った顔が風を起こす。恥ずかしげもなくカオはやはりホイホイと言ってしまうのであった。
ガチャリとひとつ鍵の開く音がする。
「次はキラーさんですよ。はやく出ましょう!」
にこにことカオは腕を引く。
こちらにだって心の準備というものがある、慌てさせないでくれとキラーはドギマギとした。
「おれもカオが好きだ。その、だから、愛してる…」
またガチャリと音がした。
「キラーさん、これはただのゲームのようなもの。そんなに恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ」
「ゲームでも本心だ。普通は照れる」
「そうでしょうか。わたしはあまり…」
ケロリとしているカオにため息をぶつける。どうせなら照れている姿を見せて欲しかった。
それでも、無理に言わされるゲームだとしても、好きだ愛してると言われることは嬉しい。人間に録音機能は無いものだろうか。