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「今日は冷えるな…」
アーとだけ返事をするキッド。その返事にも白い息が後を追う。その白を見ていると、キッドは不機嫌そうな顔をしてこちらを見た。
「なんでニヤついてんだよ」
「なに、笑っていたか」
無意識のうちに笑っていたらしい。それは決してキッドのことで笑っていたわけではない。寒い日はつい考えてしまうことがあるのだ。
「カオは寒いのが苦手だからなあ」
「はあ」
「こういう日のカオは距離が近くてな、冷たくなった手を握ってやると喜ぶんだ」
「へえ」
「身を寄せるカオが頭を擦り付けてくるのが甘えているようでとても、可愛らしい…」
デレデレウットリと話をする相棒に呆れながらも、キッドは頬杖をついて相槌を打っていた。
すると視界に入ってきたのが噂のカオ。
カオ!とキラーの目が輝いたことをキッドは見逃さなかった。しかしカオはチラリとこちらを見はしたものの、そそくさと行ってしまったのであった。
「(あれ、今日は寄ってこない)」
キラーが少し残念そうにするとまあいやらしくキッドはニタニタと笑った。
「カオは別におまえを求めてはいないらしいな」
「な!今日はたまたま…!」
「カオも心変わりして他の男に暖めてもらってるのかもなあ」
「そんな、そんな…」
………
「キラーさん、キャプテンと幸せそうだったので…すみません。ヒートさんに火をおこしてもらって」
「(後で誤解されるのは目に見えているんだよな…)」
診断メーカー/テーマお題でイチャイチャさせったー
https://shindanmaker.com/531520
「(あれ、今日は寄ってこない)」とかどうでしょう。