煙探知機
「ハックシュン!」
クシャミをした犯人のカオは鼻をかむ。
「大丈夫か?やはり風邪をひかせてしまった…体を冷やしたのだろう」
カオが寝込む隣で椅子に座り様子を見るジークフリートはまるで青菜に塩。
ゴホゴホと咳をするカオを見て、水を持って来ようと立ちあがろうとするジークフリート。それを「待って」と慌ててカオは呼び止めた。
「行かないでください、ずっと居て」
「そ、そうか…」
ストンと座り直すと、ジークフリートはカオの顔をよく見た。
「何か付いていますか…?」
「いいや。俺も好きだと思った」
「何が、ですか?」
「俺もカオが好きだ」
ぱちぱちぱちぱちとすごい速さで瞬きをするとカオは熱で赤い顔をさらに赤くして布団を被った。
「な、い、今言うことですか!熱が上がります!」
「悪かったのか?すまない…」
再び落ち込む様子を布団の隙間からチラリ見てカオは忍び笑う。
「ジークフリートさんは大丈夫なんですか?英霊は風邪をひかないんでしょうか」
「少し魔力は消耗しているが、すぐに回復するだろう」
「それなら尚のこと私の側にいた方が回復が早いですね。少し効率は悪いですが、食事も取って回復を…」
チュ。
布団を捲られたと思えば、カオにジークフリートは口付けた。じわじわと顔が火照る。
「少し先に頂戴した」
「も、なん…痴れ者!ジークフリートさんのばか!と、とんま!ばっばか!」
「馬鹿…」