コラボ
分身ハンマーで叩けば、用事を自分の分身がしてくれるらしい。
「で、シスくんは自分が任務に行って、分身をここに残らせるわけ?」
「そうだ。自分の分身といえど任務は任務だ」
真面目だねえとシエテはぼやく。さっそくコツンとシスを叩けば、シスの分身が現れた。
「やる気が無いと薄いらしいけど、シスくんの分身は濃いねえー」
そんなことはどうでもいいとばかりに、シスは返事もせず任務に行くぞとマントを翻す。艇を降りようとすると、シスの分身が残ってくれると聞き、目を輝かせてカオが見送りに来ていた。
「シスが残ってくれるなんて嬉しい」
「フン。所詮は分身だ。用事を頼むなり好きに使え」
「好きにしろ」
2人のシスを変な光景だと頰を掻きながら見ているシエテ。カオは嬉しそうだし、シスも不安なく任務に出られるならこの道具を使えたことはラッキーなのかもしれない。
「一緒にいてね、シス」
「なっ!」
カオはギューと分身に抱き付いた。それを見たシスは自分の分身に離れろと怒るし、分身はデレデレしているしで大騒ぎ。やっぱり自分が残って分身に行かせるとシスが喚くものだから、シエテは分身の頭を分身ハンマーで叩いた。
分身は消えたものの、シスのムッとした顔は消えそうにない。
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