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ドシン!ドシン!といつにも増して重量感のある足音をさせるゴールドフット。
唸り声をさせギリギリと歯にも力が入っている。
「フット兄貴どうしたんだ」
ゴールドマスクがコソコソと兄のゴールドアームに尋ねる。
するとアームはフッと笑い、指を指した。
「アレだろうな」
指された方向をマスクは見た。遠くに見えるのはカオと、大きな機体が2つ。
「おもしろいね〜人間って。毛って邪魔にならない?触ったら気持ちいいけどさ」
「触っただけでくすぐったいの?メンテはどうしてるわけ?」
ガヤガヤとしているのはキラー兄弟の2人。宇宙からの帰宅をするなり、良いオモチャを見つけた!とカオをいじくりまわしているのだ。
宇宙に行っても変わらない2人の性格は、ラフプレーをしなくはなったものの変わらないようだ。
「くすぐったいよ神経通ってるんだから!」
「そんな変なの取っちゃえば?」
「取れないよ!」
「取っちゃお取っちゃお!この装甲まず外してよ」
「装甲じゃなくて服!」
キャアキャアとする3人を見るフットは、気が気ではない。イライラもしている。しかしそれを口には出せず、不機嫌になっていた。
一方でアームは弟のそんな態度に、ああ若いなと笑い、マスクは試合で負けた時よりも不機嫌で怖いと兄を見守っていた。
「宇宙にまた戻るときにカオも連れて行こ!」
「そうそう、暇なときはGZやギャレットを相手してたけど。そろそろ飽きた」
カオを小脇に抱えてキラーQは部屋を出て行こうとする。
「!…助けてフット!」
本気で連れて行かれると思ったカオは慌ててフットを呼んだ。
不機嫌であったフットは、ハッと我に帰りキラー兄弟からカオを奪い返す。
「次男さんがぼくたちの盗った」
「警察沙汰だね」
「テメエらのじゃねえ!これは俺の…」
フットは何か言いかけて口を噤む。
キラー兄弟はとても楽しそうな様子でそれを見た。
「そうだそうだ、カオで遊ぶなら次男さんも必要だね」
「おもしろいもんね」
キラー兄弟はフットをつつき、次はフットをオモチャにし始める。フットはやめろ触るなとあしらうが、キラー兄弟は耳打ちで言う。
「ジェラシーって知ってる?」
フットがうるせえ!と一括すると、キラー兄弟は声を出し笑いながら散って行った。