はつゆめ


「わたし、シスのこと……」

赤くなって、もじもじして、カオは何か伝えようとしていた。言わんとすることはわかった。そんなに鈍くは無いのだから、そこで言葉を飲み込むことはないのに。こちらから言ってしまおうかと悩み思った時には、もう言葉が出ていた。

「俺もカオが好きだ」

ハッとカオは顔を上げると、本当?とふにゃりヘラリと顔が緩む。そのままカオの手を取り、キスを…………

……というところで目が覚めた。
シスはハア、ハア、と息を整えると体を起こす。何て恥ずかしい夢を見たんだと心臓を早くすると、顔を横に振ってただの夢だったと思い込ませる。


「シスくーん! 初夢見た? 初夢は本当になるらしいね、俺はさー」

シエテの言葉に顔を真っ赤にしたシスを見て、シエテはどんな夢だったのか覆い被さってまで問い詰めたのだった。