枝分かれ


ペリの所へ来ると、心底驚いた顔をしていた。

「あんた今度はなんてもん拾ってきたんだい」
「勝手に乗り込まれていただけだ」

修理を頼むと共に、この生命体を貰ってくれないかと話を持ち出した。

「あんたも変な男だね。自分の理想の女がそこに居るってのに売り払うのかい?それともそういう癖かなんか?」
「おれはあんな女を望んではいない」
「まあ押し付けられるもんじゃないしね、恋ってのはさあ。あたしも若い時にはウーキー族に言い寄られたことがあったよ。でもあたしゃ毛深いのはやっぱり好きになれなくてね」

ペリの知りたくなかった恋話に頼むからやめてくれと首を振った。

「デートしてみたら?見かけは好みのはずなんだ、あんたが認めなくてもね。案外このままうまくいくかもしれないよ」
「冗談はよしてくれ」
「デートして、それでも駄目なら売り飛ばせば良い。自分の理想的な女になってもらえるとくりゃ、高くうれるよ。店だって開ける。それよりも希少種として見せ物にする手もあるわけだから、よく考えた方がいいね。一番自分に特になることをさ」

生命体の方を確認すると、こちらの視線に首を傾げていた。