「マスク!マスク!」

「カオ〜」

こんなにもデレデレなゴールドマスクの顔を誰が見たことがあるだろうか。
あまりにも情けない顔になったことが自分でもわかったマスクは、マズイと顔を引き締めた。


「なあなあアーム兄貴、最近カオかわいくねえか?」

「前からカオはかわいい嬢ちゃんだったがなあ」

「そ、そうか」


前の2倍かわいくなった、いや、3倍…
マスクがそんなことを考えている様子を見たゴールドフット。
たまらず兄にコソコソと尋ねた。


「兄貴…マスクどうしちまったんだ」

「マスクは若ぇからなあ…」


そう話すゴールドアームの顔はまるで母親のような顔だったとフットは語る。


「カオ!あのよう、俺これから時間あるんだ。どこか、さ、散歩でも…行かねえ、か?」

「い、行く!」

慌ててしまったカオはマスクの腕を掴んだ。自分の突然の行動にカオは、あっと声をもらすと頬を染めた。

「ごめん…」

「かかかかかかまわないって!腕組んでたほうが!デ、デートって感じだろ!」

「デートなの…?」

頬染め見つめてくるカオにパカン!とどこかがショートしたが、マスクは照れながらも大きく頷いた。



「俺、海が見てえな…でも、カオのことばかり見ちまうかもしれねえ」

「また馬鹿なこと言う…」


「なあ兄貴、俺たちがいるの忘れてるよなマスク」

「マスクは若ぇからなあ…」


アームはまた母のような顔で見守りながら、妹ができるのもいいなと考えていた。