呑み込み
自宅。おれは椅子に座り、フォースの訓練をするグローグーを眺めていた。最近はますます力が強くなって頼もしい限りだ。グローグーが一人で任務を受ける日も遠くないかもしれな「ディン結婚して!!」い。
「何を言い出すんだ!」
生命体は結局ペリの所では受け入れてもらえず、他の知人を当たればとうとう女の売買を始めたのか見損なったぞと言われるばかり。仕方なく自宅に連れ帰ったのである、が。
「ディンの言う通り人のことを勉強した!ママになるにはまず、結婚というものをして、誓いを立ててからなるって書いてあった!だからする!」
「はいそうですかとできるものじゃないんだ!まず結婚というものはだな、お互いに好きで、相手を知って……」
本を与えて人について知らなすぎる生命体に勉強をさせればこれだ。ドロイドのプログラムよりも複雑で難しくなりそうだとため息を吐く。
「ディンのことをわたしは好き。ディンは好きじゃないの?」
「おれは……」
「うん」
「その……」
こちらを見上げてくる目はとても綺麗だった。吸い込まれそうとはよく言ったもので、目が離せない。両手を掴んで自分の答えを待つその姿に心臓がドクンドクンと飛んで行きそうだった。
「す 「ニャワ!」……」
グローグーがカエルを捕まえて戻ってきたようで、生命体は目を輝かせて美味しそうだと叫んでいた。カエルを丸呑みするグローグーと、それを真似してカエルを丸呑みしようとする生命体。
カエルを丸呑みする彼女を見て、先程出かかった言葉はどこかへ薄れていった。