13
ゴールドフットは小さな包みを渡された。
「これどうした」
「ラブレター」
あまりにはっきりと言うもので、フットも落ち着いたまま言葉を続けた。
「ラブレターだぁ?まーた妙なことを考えてきたな」
「そう、考えたの!フットがこの恋文を読んで、頬を染めてプロポーズを考える姿を!」
えへへ!と笑っているが、また恥ずかしいことを言っていやがるとフットはため息をついた。
「お前は本当に」
「フットのこと好きだよ、知ってるでしょ」
「あーあーよく知ってる」
カオはフットに軽く抱きつくのが好きで、今もそうしていた。軽く顔をすり寄せると、愛おしい気持ちになった。それはカオも、フットも。
そんな気持ちがフワフワする次の日、フットはマッハウインディよりも速く、ブルアーマーよりも大きな声でカオの家に飛び込んで来た。
「ゴラァ!カオ!何てモン書いてよこしてんだ!」
「ラブレター読んでくれたの?やったー!」
フットは先日貰ったラブレターを突き出す。
「なにがラブレターだ!『夜這いして』って書かれた紙がよぉ!」
「待ってても来てくれないんだもん!」
「行くかぁ!」
フットはカオに黙っていたが、紙をゴールドアームに見られ「してやればいいじゃねえか」とぼやかれていたのだ。
そして、カオも黙っていたことだが、裏面に「お嫁さんにしてください!」と小さく書いていた。