2
「結婚しよ!」
「えぇ!」
飛び上がったシルキーはテーブルに足を打ちつけ、テーブルの上のものをひっくり返し、背中を壁にぶつけた。
「何言ってるんですか!結婚だなんて!」
「シルキー絶対幸せにするから!」
「それは俺が言うべきセリフ…っじゃなくて!」
シルキーはゴホンと咳をひとつ。
「カオさん、結婚っていうのは」
「シルキーとしたい」
「俺と…」
シルキーはモワモワとカオとの夫婦になったらと考えた。
『シルキーお弁当だよ、試合頑張ってね!』
『シルキー膝枕してあげるよ!』
『シルキー!寒いから抱いて!』
『一緒に寝よシルキー!』
ワーッと自分の妄想に恥ずかしくなったシルキーは大声を出した。
「ダメですはやいですカオさん!俺、俺、俺…考えただけで!」
「何考えたの!」
「とにかく!ええと、好きです!カオさん!」
後にわかったことだが、シルキーは妄想癖があった。