ソーやスティーブとなんとはない話をしていたら(まあ俺がほとんど聞いていただけに近いけど)、俺を拉致った組織の人、コールソンて呼ばれてたな、その人がやってきた。話を聞くと俺をどこかに連れて行く気らしい。だ、大丈夫、だよな…?
様子をそれとなく窺う。ソーとコールソンが一言二言交わしていた。ソーの「どこへ連れて行くんだ?」という問いに、「心配するな、安全な場所だ」という感じのことをコールソンは俺をちらりと見ながら言った。その答えに俺は良かった、と小さく息を吐いた。もうとりあえず死ななければなんでもいいや。ソーとの話が終わったのか、コールソンは俺に自己紹介をしてくれた。

「私はフィル・コールソン。シールドのエージェントだ」
「………(エージェント…)」

エージェントということはスパイ組織なのだろうか。エージェントって響きかっこいいよな、007みたいで憧れるわ。…というかシールドってなんか聞いたことあるような気がする。ニュースとかに出てくるような…、って俺そのニュースに出てくるような組織に拉致られたのって相当やばくないか………?しばらく思考がトリップしていたが、コールソンの「ナマエ、大丈夫か?」の声で我に返った。


「君を安全な場所に連れて行きたいのだが、いいかな?」

コールソンの言っていることは大体そんな感じだった。断る理由もなくむしろお願いしたいくらいなので俺は頷く。コールソンが「私について来てくれ」と言い足早に歩き出したので、慌てて追いかけた。部屋を出る瞬間、俺はソーとキャプテンに「ありがとう」と伝えてぺこりと頭を下げておいた。「ありがとう」の一言では足りないくらいお世話になったしな。


「ここだ。君にはしばらくこの部屋にいて欲しい」

そして俺はコールソンに促されれるまま小さい個室に連れて来られた。簡素な作りだけどトイレもベッドも付いていたのはありがたい。軽く部屋の説明が終わって、コールソンは他に何か言っていたけど、ちょっと何か言っていたけどよく分からなかった辛い。でも「分かったか?」と聞かれたのでとりあえず「イエス」と言っておいた。コールソンは頷いて、俺に変な銀色の腕輪をはめる。

「心配するな、君のことは守る」

その一言を残して、コールソンは部屋から出て行った。イケメンかよ。



ナマエとキャップとソーのなんとはない会話

「ところでナマエはいくつなんだ?」
「えっと…、20歳」
「……………(ハタチ………?この顔で………?)」
「……………(……とりあえず若いんだな)」
「……(俺なんかまずいこと言ったかな………)」

コールソンに連れてかれる



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