楽屋に続く廊下を歩いていると、真衣と見知らぬ男性スタッフが話しているのを見つけた。
 
 

「………はあ?」
 

 
自分でも分かるくらい不機嫌な声が出て、急ぎ足で近付く。

近付くにつれ会話の内容が聞こえて、それが真衣を飯に誘う内容だったからさらにイラついて。

誰の許可を得て真衣に話しかけてんの?

「二人で」とかふざけたことを言う男の前に立って、さりげなく真衣を背中に隠した。
 

 
「真衣と二人で飯行きたいなら一生無理っすよ、俺らが許可しないんで。もういいっすか?」
 

 
とにかく早く真衣をこの男の視界から消したい。

この場を早く切り上げたいのに、男は引き止めたいのかもごもごと口を動かす。

それにさらにイラついて、思わず溜め息が出た。
 

 
「……はあ。真衣、」
 

 
名前を呼ぶと同時に身体を引き寄せて、男に見せつけるようキスをした。

微かに真衣の唇から小さな吐息が漏れて気分は良くなるけど、男に聞かれるのは腹立たしいので、名残惜しいがすぐに唇を離す。
 

 
「………ん。じゃあ、俺たち行くんで。お疲れ様です」
 

 
男を見ればぽかんとした表情をしていて、心の中でガッツポーズをする。
 
悪いけど、真衣は一生Snow Manのだから。
お前が入る隙なんて1ミリもないよ、バーカ。



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