今日は大好きな真衣姉と一緒にスタジオ収録!なんて、ウキウキしながら廊下を歩いていたら、前方に真衣姉を発見。
嬉しくて駆け寄ろうとしたら、側に男性スタッフがおるのが見えて。
しかも真衣姉に手を伸ばそうとしたから、慌ててストップをかけた。
「ちょちょちょ、ストップ!!」
間一髪のところで真衣姉の頭を抱き寄せて、男の手は空を切る。
はあ、なんとか間に合った。
思わず「あっぶなぁ…」なんて言葉が口から漏れた。
「あー…すんませんけど、真衣姉に触らんとってもらえます?」
あ、しまった。
思ったより低い声が出てしもうた。
…まあ、ええか。
真衣姉に触ろうとする男に、ヘラヘラする必要もないやろ。
「メンバー以外に触られるん、嫌なんですよね。でも通りかかったんが俺で良かったですよ」
いや、ほんまに俺で良かったよ?
「他のメンバーやったら多分、その指折れてるかも(笑)」
なんて冗談めかして言えば、男が少し怯えたような表情をしたり
まあ、ウチのメンバー、真衣姉を守るためやったらわりと何でもしてまうから、案外冗談じゃなかったりするかもやけどな?
「ほんならこれで失礼します。真衣姉、行こ〜!」
ぱっと振り返って真衣姉に笑顔を向ける。
俺やって、一人で真衣姉のこと守るくらいはできるねん。
こんな男のことなんか忘れて、今から俺と楽しく収録しよな!