皇帝在位小噺


白龍さまと喧嘩別れして参った心を落ち着かせるべく、誰も来ない森の奥深くで森林浴をしていたら滑落した。それはそれは猿も滑るほどの大胆な落ち方をしたので、丸一日ほど気を失っていたようなのだが、目覚めると此方の体は全身ボロボロで、泥だらけ、葉と枝まみれ、切り傷もたくさん、なにより右手と左足が完全に折れていた。よく死ななかったなと思う。
意識を取り戻してまず感じたことは、身が張り裂けるような痛み。朝に弱い此方は当然すぐに目が開かず、まだ事態を把握していない段階で体を起こそうと手をついたら、予期せぬ激痛に襲われて一瞬にして覚醒した。目を開くとそこは人の気配の全くない森の中。最初はなんの冗談かと思ったが、だんたんと意識を失う前のことが思い浮かび、働かない頭で必死に考える。そうだ、此方は白龍さまと別れてから一人でこの森に来て、道無き道からまんまと足を滑らせて……このふかふかな土のおかげで助かったらしい。


どうしよう、帰れない。



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酒を飲まされジュダルに襲われかけたせきる
白龍登場でぶん殴られ気絶するジュダル
抱き抱えてベッドに運ぼうとしたら目隠しがずれてなにやら怒ってる白龍に気づく
「んぅ、……はくりゅうさま……?……つづき、しないの?」
「……」
白龍と勘違いしてて怖い思いをした訳では無いことは良かったが、もし間に合っていなかったらあのまま偽白龍に襲われていたと思うとぞっとする。


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皇帝にまでなった白龍が相変わらずせきるだけをそばに置いていることに感動?する従者
あの時は愛人と思っていたが、ただただ一途なお人だったのだ



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