「……は、白龍さん……どこに行くんですか。あの、白龍さん」
白龍さんに手を引かれながら、冷えた風の吹く暗がりで不気味な路地裏を歩きます。いつも連れてこられるような綺麗なお店が立ち並ぶ大通りとは真逆で、完全に立ち入ってはいけないような危ない気配を感じるのは気のせいではないはず。闇の世界に生きる白龍さんと一緒だから安心とはいえ、いつどこから何が出てきてもおかしくないような感じがして、つい震えた声で話しかけました。
ここに来る前、ランチの時に紅玉お姉さまが言っていた“アリババちゃん”は、こんな変なところに住んでいるのでしょうか。そんなの相当強面の人か、不気味な人に違いありません。刺青とか入ってて、手術痕とかがあったりするに違いありません。白龍さんのご友人とも聞いたけれど……やっぱり怖くなってきました。
「大丈夫です。いくら湿りきった薄汚い路地裏でも、化け物などは出てきませんから」
「でも……」
「そんなにくっついて怖がっていても、あなたが可愛いだけですよ」
今はそんなこと言っている場合じゃないです。
白龍さんは……口を開けばすぐ私を褒めるようになりました。昨日までより頻繁に。たぶん、今日あんなプロポーズをしたばかりだから遠慮とかがなくなってしまったのだと思います。私は褒められ慣れてないから、そんなことを言われると何も言えなくなってしまうというか、素直に聞き入れられず右から左へ聞き流すようなくせができてしまいました。白龍さんほどの人なら私以外にも女の人がいても不思議じゃないし、逆に彼は言い慣れてる感じがあるのであんまり素直に受け取りすぎるのも、なんか、軽い女の子って感じがして……図々しくと言われたからには舐められるわけにはいかないのです。きっと可愛いっていうのも私を黙らせるためにわざと言ったのです。女の子なら言われて嬉しいって言うことがわかっているから……まあでも白龍さんを慕う気持ちに変わりはないので、私が隣にいる時は一生懸命お嫁さんを頑張りたいと思います。
そういうわけで、白龍さんの腕をぎゅうっと抱きしめる私。彼は怖がる私に微笑みながら、ただ前を向いて迷路のような道順を迷いなくどんどん奥に進んでいきます。はぐれたらおしまいです。スニーカー、黒で良かったかも。スカートの裾をあげ、水溜まりを避けながらなんとかついて行くと、白龍さんはふいに立ち止まりました。何の変哲もないただの扉の前で。一見すると倉庫のように見えるその扉の真横には、壁に這うツタのせいでよく見えないけれど、蓋のついたボタンのようなものがありました。
「なんですか、これ」
「インターホンのようなものですよ」
彼がそれを押すと、瞬く間に周囲の壁の一部が機械的な動きで徐々にひっくり返っていき、内部に埋め込まれていたらしいタッチパネルが出現しました。外観に不釣り合いな真新しいそれを、白龍さんは慣れたように操作しています。なにこれ、今、魔法でも使ったの?私の機械の知識では理解が追いつかなくてじっとそのタッチパネルを見つめていたら、白龍さんが私を引っ張るまで既に扉が開いていたことに気づきませんでした。
「閉めますよ。中に入って」
「あ、はい」
一枚目の扉を閉めることが、すぐ目の前にある二枚目の扉の鍵の解除方法になっているようでした。二重のセキュリティです。その扉に入って少し通路を進んだ先には、今度は雰囲気のガラリと変わった可愛いガラス窓の三枚目の扉があって、その奥で私たちを待ち受けていたのは星空のようなお店でした。
わあ、と声が出ました。限りなく黒に近い紺や紫が混ざった壁紙に、転々と飾られた蝋燭やお酒のビン、そして天井のシャンデリアとそこから放射状に伸びたガラスの装飾が夜空に瞬く星の光の様子を演出していて、思わず店内を見回してしまいます。上からぶら下がるいくつかの色の違う球体ランプは、……きっと惑星の並びを表しているんだと思います。戸棚の上にこっそり置かれた薄茶色の地球儀が満月のように見えて素敵です。天体って、わりと好きなんです私。宇宙にはロマンを感じます。地学の授業で教科書を開いたあと、そのまま放課後までずっと眺めていたこともあるくらい。でも……肝心の太陽はどこだろう。
「あれ、今日はおひとりですか」
「ああ。モルジアナもバルカークも休みの日なんだよ。うちって福利厚生しっかりしてるからな。これでも」
入ってみると意外と広く感じる店内には、お客さんが一人いるだけでした。それなのに白龍さんは誰もいないカウンターに一直線に進み、まず椅子を引いて私を座らせ、その隣に自身も腰を下ろしました。
「ま、二人ともそれぞれ上に住んでるから、なんか用があるなら呼んでくるけど。あ、でもバルカークは寝てっかもな……」
「いいえ、その必要はありません。あなたに用があって来たので」
カウンター奥の壁一面に何らかの瓶が隙間なく並んでいるこの感じ、きっとここはバーというやつなのではないでしょうか。この前白龍さんと一緒に見たアクション映画の中では、ひとつ残らず敵に破壊されていました。ていうか、白龍さんさっきから誰かとお話しているけど、おばけでもいるのかな?
「よ、白龍。あとそっちは初めましてだな!」
……そんなことを思っていたら、店内の奥の方の客席で、一人座って煙草をふかしていた金髪の青年がすたすたこちらに向かって来たかと思えば、当たり前のようにカウンターの中に入っていきました。あ、もしかして店員さんだったの。声をかけられたことに驚いて背筋を伸ばした私は、白龍さんが「どうも」と短く返事をしたのに続けてぺこりとお辞儀をしました。
「は、はじめまして」
「初めましてでも、お前のことはよく知ってるぜ。ここ最近色んな人から話聞くし。俺はアリババ。赤琉って呼んでもいいか?」
名乗ってもいないのに、私の名前を知っているようです。なんというか太陽のような眩しい笑顔です。そっか、太陽は彼でした。この、カラ元気に挨拶をする彼こそが、紅玉お姉さまが話していたアリババちゃんその人らしいと知り、なんだか呆気に取られた気分。全然怖くなさそうな人だ。それどころか明るい好青年って感じです。怖がって損しました。
「えっと、アリババさん。呼び方は、なんでもいいです。よろしく……おねがいします」
「ああよろしく。今日くらい白龍が連れてくんじゃねえかって踏んでてさ、それに合わせて二人分のケーキ作っといたのよ。試作品なんでお代は要らねえから、食え」
「さっそくそれですか。まあ、そのために来たのもありますけどね。昼に義姉上の庭園にお邪魔した時、話を聞きました」
「だって前回お前にショートケーキ食わせた時さ、褒められるとは思ってなかったんだぜ!?めっちゃ嬉しくてさあ……ふとんの中で泣いたくらい」
「歳ですか?」
「うるせえな!俺とおまえ一個しか変わんねえだろ!相変わらずだなおまえは!」
二人は仲がいいのかな。でも、白龍さんは紅玉お姉さまとお話する時より素っ気なくて辛辣な感じがします。仲が良いほど口が悪くなるあれのことでしょうか。白龍さんは元々ヤンキーっぽいところがあるし、不思議といつもより自然体な感じがします。一体いつからの付き合いなのでしょう。
ちなみにケーキというのはきっと紅玉お姉さまも言っていた、白龍さんに味を見てもらうためのもののこと。白龍さんは普通の料理だけじゃなくてお菓子作りにも精通しているから、アドバイスを求められてもおかしくはありません。まさか私の分まであるとは思わなかったけど。
「白龍、お前今日車か?」
「ええまあ。なのでほろ酔いくらいが良いでしょうかね」
「良かねーんだよ。それは」
「はは。俗衆のようなことを言いますね。俺が生まれながらに劇物の訓練を受けていることはご存知のくせに」
「でもお前って弱いじゃん、かなり。本当に人より耐性あんのか?ってくらい。てか、酒を劇物って呼ぶな!俺の出す酒は極上だ!」
「うるさいですね。ちゃんと耐性ありますよ」
「嘘つけ!お前の兄さんたちはさすがって感じで信頼できるけどさあ、なんかあった時に責任転嫁されんのはお断りだぜ?いつもみたく部下の人呼ぶハメになるんだから」
「もういいじゃないですか、なんでも。ケーキに合うものをおまかせで頼みます」
「はいはい、はいよ。赤琉はどうする?」
「……え?」
急に話を振られたので、驚いてしまいました。どうする?と言われても、何をどうすればいいの……かな?チラ、と白龍さんに目をやったら「注文したいものを聞いているんです」と解説をしてくれました。なるほど、生まれた時からお店で何かを食べる経験がほぼ皆無なので分かりませんでした。メニューらしきものも見当たらないし……。いつもこちらから頼むまでもなく料理が完成してしまうから、それに慣れてしまいました。
「えっと、ここには何があるんですか?」
「大抵のものはなんでも。ただ、俺は初めて来る未成年の客には酒は出してねえんだ。でもまあソフドリも結構豊富だから、とりま好きなやつ言ってみろ」
「そふどり……?」
「ソフトドリンクのことです」
「ああ、……えっと、私は……」
「ほら、好きな飲み物ねぇの?あんだろ?なんかしら」
好きな飲み物。あんまりぱっと思いつかないけど、昨日映画を見た時に飲んだのは美味しかったな。記憶にも新しかったから、すぐにそのことを思い出しました。
「昨日、白龍さんがつくってくれたやつ、とか好きです」
「スムージーですか?」
「あ、それです」
白龍さんの目の前で言うのはなんとなく恥ずかしかったけど、気に入ってくれたようでなにより、とかいう顔をしながらにこっと微笑む彼がかっこいいのでなんでもいいです。どうせ言われ慣れてることだと思うし……私はとっくに白龍さんに胃袋を掴まれているから、そんなことは当たり前なのに。
「白龍のか……白龍のを俺が再現出来る気はしねぇけど、何使ってんだ?それ」
「なら、キッチン借りますよ」
「ええっ?今ここで作んのかぁ?」
「他でもない、赤琉が所望しているので」
「俺の店なんだから俺が作るって!」
「……じゃあ分量など指示するんで、それでいいですか?言うて混ぜるだけですよ」
なんか、私のために二人が共同でスムージーを作ろうとしてくれています。なんだか申し訳ない……けど、白龍さんが自分の家のように堂々とカウンターの中に入っていくから、こういうことは初めてでもないのかもしれません。そもそもアリババさんはこれから白龍さんにケーキのアドバイスをもらうんだから、よく一緒に作ったりなんかもしているのかも。……私も白龍さんと一緒に何か作ってみたいな、なんて。
足のつかない椅子だと落ち着かなくて、カウンターに手をついて座り直そうとしたところ、アリババさんがふいに私の左手にはめられた指輪に気が付きました。と、同時に白龍さんの左手にも目をやります。
「あれ?お前ら、なんだよその指輪……!?」
「何って、婚約指輪です」
「……え?」
「彼女は俺の婚約者です。今日はその挨拶回りも兼ねて」
「……!?」
アリババさんの顔が般若みたいになりました。
「こ、婚約者だとぉ!?そんな、おまえら、いつそんなの!?」
「さっきプロポーズしました」
「さっき!?」
あれ……?私のことは知っているんじゃなかったのかな。顔を見ただけで名前を確信していたくらいだから、白龍さんとの関係のことも当然知っているものとばかり。白龍さん曰く、アリババさんは裏社会のことならリアルタイムでなんでも知ってる情報屋さんらしく、どの界隈の重鎮も価値ある情報を求めては頻繁に顔を出すくらい信頼されている、とか。
だからいくらプロポーズがお昼のことでも、とっくに知っていると思っていました。そもそもプロポーズがあってもなくても、白龍さんが私をお嫁さんにすることはずっと前から決まっていたことで……でもアリババさんは本当に今初めて聞いたみたいな反応をしています。白龍さんも意外そうな顔をしているのは、なんなんだろう?
「はあああ?なんだそれ聞いてねぇぞ!マジかよ、うわショックなんだけど!お前結婚すんのかよ、一丁前にサプライズすんじゃねえよ」
「あなたそれでも情報屋ですか?」
「う、うるせえなって!他人の色恋沙汰には疎いんだよ、俺は……」
「自分のことにも疎いでしょう」
「コラ!お前も出禁にするぞ!」
ミキサーをゴーゴー鳴らしながら、すぐ般若顔になるアリババさん。白龍さんの指示は的確らしく、もうスムージーの完成は近いようです。役目を終えた白龍さんは、カウンターの外に出て私の隣に再び腰を下ろしました。
「それは困りますね。あなたの情報は俺にとっても貴重なものばかりなので。まあ今ので少し信頼が薄れましたが……。“お前も”ってなんのことです?」
「別に……こないだアラジンのことも出禁にしたばかりなんだよ」
「へぇ?それは何故?」
「だってよ!あいつ見せしめのように来る度来る度別の女を取っかえ引っ変え連れてきやがってよォ……メンタルに来るから締め出した」
「ああ、そういう」
「ここはあいつのデート会場じゃねっつの!」
「でも、この内装はアリババ殿が女性受けを狙ってのことらしいとかなんとか、モルジアナ殿が言っていたような。デートに持ってこいですね」
「あっあいつ余計なことを!」
アリババさんはがみがみ愚痴を零しながらも、出来上がったスムージーを細めのグラスに手早く移し、太めのストローに可愛いクッキー、ついでに小さなミントを乗せて、お洒落な感じに仕上げてしまいました。次に、後ろの棚から瓶を何個か持ってきて、白龍さんのものと思われる飲み物を調合?し始めました。カクテルというやつでしょうか。専用の容器に入れてシャカシャカ振る様子もそうだし、一連の動作が全て映画に出てきたバーテンダーさんと同じ機敏な動きです。映画の人と違って、スーツじゃなくてもっとラフな格好だけど。
「ていうか、それこそあなたにはモルジアナ殿がいるでしょう?彼女はとっくにあなたのことが、……って俺から言うのは野暮ですか」
「も、モルジアナは……その、あれだ、うん。オラ、出来たぜお前ら」
さっきからモルジアナさんという人の名前が出てくるけど、知り合いの人でしょうか。まるで白龍さんの言葉を誤魔化すように差し出されたスムージー。さっそく手に取って飲もうとしたら、隣の彼が一言断りを入れてから私のスムージーを一口だけ啜っていきました。
「……む」私のなのに。
「ま、一応ね。ほら、もう飲んでいいですよ」
何かと思えば、毒味?目の前で作っていたのに心配性な白龍さんです。……白龍さん本人が毒味をすることもあるんだ。ためになりました。そんなことより、私は気づいてしまいました。これは、そうです、関節キスをしなければスムージーが飲めないということです。白龍さんが口つけたストローに……白龍さんが……口をつけた……。両手でグラスを持ったまま考え込む私に構わず、二人はまた会話に戻りました。
「俺のことは何も思わないんですか?」
「え?なんの話だ?」
「俺が、赤琉を連れていることです。女性連れの男は嫌なんでしょう?」
「いや、誰彼構わず拒否ってるわけじゃねえよ俺だって。アラジンは毎回別の女だから気に障るってだけで。てか俺、白龍が女の子といんの見るのは……たぶん、初めてだぜ?お前が最近ある女子高生を匿ってる的な話は聞いたけど。だから、お前らが婚約者同士だって聞いた時はあんなに驚いたんだ」
その言葉に、顔を上げました。白龍さんって、他に女の子いないのかな。いやでもアリババさんは私のことを婚約者と認識していなかったくらいだから、そうとは限らないか。彼が認識していないだけで、きっといるよね。……私は特に気にせず、とうとう意を決してえいやっとストローに口をつけました。たちまち美味しいスムージーが口の中に広がって、幸せな気分になります。やっぱり白龍さんの、美味しい。
「匿ってる、ですか」
「ああ、一緒に住んでるんだろ?組織関係者の保護っつーか。自分の家族を手にかけたとか、まあ白龍なら気に入りそうな理由だし」
「ひとつ屋根の下で暮らしている男女についてあなたは何も思わなかったんですか」
「それはさあ……その、ええっと」
「あなたって本当に疎いんですね、そっちは。だからアラジン殿のこともいちいち癇に障るんですよ。気にしなきゃいいのに」
「おまえ!もう黙っとけ!」
本日何度目か分からないほど白龍さんに言い負かされた?アリババさんは、裏からケーキ取ってくる!と叫びながら一度中に消えていきました。賑やかな人です。
アリババさんがいなくなってから、店内は途端に静かになりました。今はお客さんが他にいないし、音楽も特に流れていないので、私がゴクゴクと飲み続ける音だけが響いてしまいます。なんかやだ。白龍さんはせっかくのお酒にまだ手をつけていないようで、頬杖をついたまま何故かじっと私に視線を浴びせてきます。なんか飲んでるところ見られるのやだ。
「美味しいですか?そんなに夢中になって」
「……白龍さんのなら、ぜんぶおいしいです」
「そう。それなら今後は、あなたのためだけに料理の腕をあげましょう」
「……」
私のためだけに。そんなの私には身に余る言葉です。でも、他にも同じようなことを言っている人がいるのなら、全然釣り合いはとれるか。
あ、また。
何故でしょう。白龍さんが私を喜ばせるようなことを言う度に、そんなことを考えてしまいます。なにしろ彼が女の子慣れしているから……というのも、息をするように褒め言葉を口にして、気を許したみたいな笑顔を続けざまに見せつけて、分かりやすい愛の言葉を囁いて。
……自分の言葉に確証を持たせるために、婚約指輪まで用意して。
今まで人との関わりをほとんど遮断していた私は、そういう耐性がなかったのもそうだけど、あっという間に手懐けられてしまいました。女の子を喜ばせるのに慣れているのです。彼は。
そう、たとえ私が婚約者の役でも、本命が別にいたりして。血縁者が一人もいない扱いやすい私はきっと名ばかりの婚約者にはぴったりで、おだて、お世話して、心の底から信頼させることで、白龍さんがいなきゃ何も出来ない傀儡にしたいのだと……そうでも考えなければいられないほど、彼の言動にはやっぱり疑問を感じます。だって私なんか、元々はゴミ屋敷にいたゴミなのに。今は綺麗な服を着て、美味しいものを食べさせてもらっているけれど、その正体はただの薄汚れた子供です。でもだからこそ、少し親切にされるだけで私の心は完全に白龍さんに奪われてしまいました。
だからってそれが嫌だと言いたいわけじゃなくて、私が白龍さんを慕っていて、好きでいることには変わらないんだし、普段彼に向けて言う言葉も、接する態度も何ひとつ嘘偽りではありません。私の方から何かを言うつもりはありません。私はそれでもいいのです。白龍さんが私の知らないところで私の知らない人と何をしていたって、関係ない。関係ないのに、勝手にそんなことを想像して、勝手にずきずき心臓が痛むのは、いったい何なのでしょう。