番外if2

夢をあまり見ることはなかった
寝起きのぼんやりとした思考の中で
先ほど見たあれは、なんだったのかと考える
あの白く長い髪はどこかで見たことがある
白く整った顔にも見覚えがある

『ん・・・』
「?」

そこで初めて人の気配を感じ
自分が寝ているベッドに新零が転がっていることに気づいた
彼女が来て随分と経ったが
我ながら彼女に対して色々と許しすぎているようにも感じる

体を起こし
寝返りを打ってこちらを向いた彼女の髪を指に絡ませた
起きる気配はなさそうだ


先ほどの夢を思い返し
やはり似ていると感じた
自分が見たそれが過去なのか未来なのか
はたまた幻想なのかわからないが
何かしらの縁を感じずにはいられない
不思議な夢だった



「君にとって、この世界は自由なのか?」
そう問えば、彼女はどう答えるだろうか
シビュラに縛られないことは君にとって自由なのか
はたまたそれゆえに縛られるのか

君は自由に何を求めるんだい?


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if1の話が過去にあったとしたらの話。
彼と彼女(菖蒲、転生後の菖蒲であり新零)が、転生後に違う形で再会しているのかもしれないという感じです・・・
if1過去において彼が望んだ再会者は、菖蒲であり、子として名付けたのは新零です。
なので、本編を過去ありとした時に、彼が名づけた名前は新零であり、再会したのは転生後の菖蒲という同一人物になるという設定。
ちなみに、ありきとすると、最後に残っていた本は、if1で言っていた本と同一になる設定です。温かい話を嫌っていた本編新零が、数年後にその話をちゃんと理解して読めたということになっています。


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