03
なんだろうこの感覚は
すごく気分が悪く
体が重たい
『...............』
私の家が階段の先に見えた
何かあったのだろうか
数人の祓い人が門をくぐり中へ入って行った
父に用事だろうか
ゆっくりと茂みを出て
そちらへ向かう
門の手前に立っているのは的場ではないだろうか?
見慣れた姿に何があったのかと尋ねようと近寄った
「.........!」
その目は、何?
どうして、弓を構えるの?
『(ねぇ、的場...?)』
「......逃げないのか?」
『!』
状況がわからないまま
とんっと刺さった矢を理解できないまま階段を落ちる
『ああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛......』
痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い
なんで、どうして
どうして
焼けるような痛みに声が出る
...どうして、そんな目で見るの?
『(まと......ば?)』
なんで、そんな
妖を見るような.........
「仕留めそこなったか」
とんとんと階段を下りてくる的場が
また弓を構えた
「昨夜、この家を襲ったのはお前か?」
きりきりと弓が揺れる
「明翠を攫ったのは、お前か?」
私は、ここにいるのに
何を言ってるのか
意味が分からない
『(あ゛あ゛あ゛)』
「聞いても無駄なようですね。大人しく消えてください」
どうして?
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