諧謔
我の在りし日
腐乱せむ

短歌と俳句と詩
思い出にするということ思い出になることとは違う画用紙

握られたてのひら解く皺を縫い爪痕にじみ冷えた輪郭

血肉にもこれはなるまい紙丸め乾いた心地てのひら伝う

本当にしてしまってと顔覆うきみの脆さを分からぬ僕だ

立ち尽くす睛眸失い足縺れそれでもいまだプリズムさがして

ささくれが増えてきました手が乾く滑らせるだけに長ける指先

空白を恋や愛やに例えてさうつくしいけど嘘っぽいよね

余地余白、絵の具で仕上げ可能性うんざりするほど目映い遊び

―二〇二〇年六月十日


127首〜134首

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