表と裏、黒と白C

「ずっと違和感を感じていた」

夜の里を駆け抜ける二つの影。その内の1つ…、イタチが、隣で走るデイダラに唐突に打ち明けた。

「昼間この里にいた者たちから、生気を感じられなかったのだ。みな確かにそこに存在し、動き、生活していたが…、どこか…そう、まるで人形のように」
「そりゃおかしな話だ。この里の連中は、オイラが殆ど殺した。生き残りがいる訳ねえ、うん」
「だとすると、考えられることは1つだ。何者かが死体を操っている。この里が滅んだ数年前から、今日この日まで…ずっと」

数年前、この里が迎えた運命。それを無かった事にするかのように、この里は、未だに動き続けていた。何者かの未練が、この里に縋りついているようにも見える。死者の亡霊が住まう夜の里で、二人は走る。里の奥から感じるななしのチャクラを追って。

(未練、か…)

イタチの脳裏には、自分の生まれ故郷の里と、弟の姿が浮かび上がっていた。


ーーーー・・・・


私とヨツユが昔作った秘密基地は、里の奥の、石段を上った先にある神社の、更に裏手…、そこに位置していた。子供が作る秘密基地なんて、そんな立派なものじゃなくて、ただちょっとした空き地スペースを勝手に秘密基地と称していた程度のもの。だけど私とヨツユは、よくそこで色々なことをした。自分たちで忍術を編み出したり、オリジナルの文字を作ったり。確かあの時ヨツユは、その綺麗で自慢の髪を駆使した術を考えてたっけ…。

そこまで思い出して、はっとする。神社まで辿り付いた私の目に付いたのは、月の光を反射させてきらきらと光る、何か細いもの。光の反射が無ければ、肉眼で捉える事すら難しい程細いそれは、神社の社殿や拝殿を通じて、色々なところに張り巡らされている。嫌な予感がする、そう気付いた時には、前を歩いていたヨツユがぴたりと足を止めていて。

「ななし…、どうして暁に入ったの?」
「え…?」

その一声を合図に、張り巡らされていた髪が、私の体に絡みついて動けなくなった。間違いない、これはヨツユが編み出した術。髪を使った、彼女の忍術である。あの時お遊びで考えていたこれを、まさかここまで仕上げていたなんて。しかもだ、彼女は確かに口にしていた。…暁の名を。私が暁にいる事を分かっていた上で、知らないふりをしていたのか。

「ヨツユ…、暁を知ってたのね…」
「その羽織りの赤い雲模様…。忘れもしない…。この里が滅んだあの時、私は見たもの。その羽織りを来た男が、里のみんなを殺した」

ヨツユは見ていた。暁と名乗る男たちが、炎に巻かれた里の中を悠然と歩いて行く姿を。薄れゆく意識の中で、何を話しているかまでは分からなかったが、彼らが犯人である事は何となく分かった。金髪の男と、オレンジの髪をした男と、背の低い奇妙な男と、仮面をした妙な男。その四人が、燃える里を他所に何かを話している。そして、そのうちの一人…、金髪の男が、気を失ったななしを抱えていたのだ。

「私の大切な里のみんなと…、ななしを奪った憎き仇…。それが今日、突然目の前に現れた…」
「ヨツユ…」
「ねえ、帰ってきてよ、ななし。そして、一緒に弔いをしましょう。今なら私、きっと貴女を守れる。貴女を脅かす危険から、全部、全部守ってあげる。そのために、この忍術も完成させた…」

ス…、とヨツユが手を伸ばすと、背後からたくさんの人たちが浮かび上がってきた。それは、昼間この里で見た、ここで生活する人達の屍だった。みな無表情で立ち、こちらを見ている。私が見た昼間の光景は、全てヨツユが操っていた幻…偽物だったのだという事に気付いて、息を呑む。里の人たちの体からは、細くて長い髪の毛が引かれていて、どうやらその髪を通じて死体を操っているらしい。

「ほら…、みんなもいる。寂しくないよ。今度はななしが望むもの、全てあげる。忍術を学びたいなら、また二人で学校に行こう?もうななしを苦しめる人たちはいない」
「ヨツユ…、しっかりして…。もう、もうこの里の人たちはいないんだよ…!みんな死んで、」
「やめて!!!」

私の言葉を遮って、ヨツユが叫んだ。後ろで揺らめいていた里の人の死体が、私に近づき体を拘束する。そのまま抵抗虚しくずるずると引きずられて、かつて私が幽閉されていた、神社の小さな社殿…オンボロな小屋に押し込められた。どかっと床に倒れ込んだ私を、社殿の入り口からヨツユが見下ろしている。その目はとても悲しそうに揺らいでいた。

「私は暁を許さない。大切な里を奪い、ななしを連れ去った。…絶対に殺す。殺して、ななしを取り戻す」
「ヨツユ……!」
「大丈夫、心配しないで。私絶対うまくやってみせるから」

私の頬を撫でるヨツユの手は、優しくて暖かくて、あの頃と変わらない。その手から伝わってくるヨツユの想いは本物だった。本気で私を救おうと考えているのだ。だけど、私はそんなヨツユに対して何も言えなかった。彼女の愛する里を奪った暁に、私は所属している。ヨツユの仇にこの力を貸している。大切な友達の、全てを奪った組織に…。

(私は……)

一人迷う私を前にして、ヨツユが突然顔を上げ、鋭く背後を睨んだ。風がざわざわと不気味に叫んでいる。「自ら殺されに来るとは」そう低く呟いたヨツユの言葉に釣られて私も顔をあげると、月の光を背にして立つ影が二つ。社殿の中に大きく伸びて映し出されていた。

「やはりお前か、ヨツユ」
「…イタチさん。どうやら私の父は、貴方を殺し損ねたようですね」

私は、ヨツユの背に隠されながら目を見開いた。そこにいたのは、仲間であるイタチと、…デイダラだ。外套にすっぽり顔半分を隠し、目だけを怪しく光らせてヨツユを真っ直ぐ睨んでいる。やがて、イタチの隣に立っていたデイダラの目が、ぐるりと私に向けられた。蛇に睨まれた蛙のように動かなくなった私。

「…迎えにきた、ななし」
「デイ…ダラ…」
「…戻って来い」

私の心の中の迷いを見透かすように、彼は有無を言わさずそう告げてきた。私はぎこちなくその目から視線を逸らす。デイダラにそう促されても、迷いは消えない…。私はどうすればいいのか。そんなデイダラと私のやり取りを聞いていたヨツユは、私を隠すように両手を広げて、二人の前に立ちはだかった。

「もうななしも、お前たちも…この里から出ることはできない。里全体に私のチャクラを張り巡らせてある。触れたら蜘蛛の巣のように、お前たちを捕えて離さない」
「…なら簡単な話だ。お前を殺せばいい、うん」

その言葉に、私は再び顔を上げてデイダラを見つめた。イタチの目も、デイダラの目も、本気だ。殺すつもりなんだ、ヨツユの事を…。

心が騒つく。自分の気持ちに正直になるならば、ヨツユを殺して欲しくなかった。どうか見逃してあげてほしい、彼女は復讐に囚われているだけ。だが、対峙するヨツユと、イタチ達二人の目を見ると、その願いが叶う事はない事も分かっていた。きっとお互い、どちらかが死ぬまで戦うつもりだ。しかしそうなった時、私は一体どちらの味方に付くのか。私にとっては、イタチやデイダラは当然大切な存在だが、ヨツユもまた、大事な友人である事に変わりはない。

そんな私の心の中の葛藤を、イタチは見透かしていたのだろう。熱り立つデイダラの前に立ち、無言で彼を制すと、ゆっくり閉じた目を開き、真っ赤な写輪眼を覗かせた。ヨツユは、初めて見るその禍々しい瞳に釘付けになっている。この目を見たものは、たちまちイタチの繰り出す幻術の中だ。

「俺が幻術をかけて時間を稼ぐ」
「イタチ………」
「その間に答えを出せ。お前自身が決めて選べ」

あくまでもイタチは、私に対し、暁に戻るという選択肢と、暁から逃れてヨツユと生きるという選択肢、双方を委ねてくれた。対してデイダラは、私に暁に戻る事を強く説いてくる。現に今も、私に考える余地を与えようとするイタチに、デイダラは不服そうだ。

ありがとうイタチ、と心の中でそっとお礼を呟くや否や。結果的に、イタチの幻術は不発で終わることとなる。

ス、と掲げられたヨツユの白くて細い手には、ピンと張られた美しい髪。その髪は真っ直ぐイタチの体に伸びていた。

「イタチさん、覚えてます?昼間、初めて会った時に、握手を交わした事」
「…まさか……」
「その時既に、貴方は私の術中にあったのですよ」

しまった、と気付いた時にはもう遅い。ぐい、とヨツユが髪を強く引っ張ると、その動きに呼応して、イタチの体が隣のデイダラ目掛けて吹っ飛んだ。デイダラ諸共、隣の社殿に突っ込むと、たちまち周囲を土煙が覆う。身を乗り出してその行方を目で追うが、何とか二人は無事だったようだ。崩れた瓦礫の山からゆっくりと起き上がる二人の影が見て取れた。

「おい……オレを巻き込むなよ、うん」
「すまない、油断した」

だがヨツユの術はそれで終わりでは無かった。彼女が手を動かす度に、その髪に繋がれたイタチの体は、意思に反してデイダラに襲い掛かった。殴りかかるイタチの攻撃を咄嗟に避けたデイダラの瞬発力は見事なものだが、倒さなければならない相手を前にして、味方同士で争うというこの状況には、イタチも小さく舌打ちをした。

「…仲間同士でやり合ってる暇はないんじゃなかったか?うん」
「無駄口を叩く暇があるなら、この術を何とかしろ。早くしないと俺に殺されるぞ」
「開き直ってんじゃねえ!うん!」

そうこうしている内に、再びヨツユの術が彼らを翻弄する。クナイを取り出したイタチがデイダラに何度も斬りかかっているのだ。デイダラも咄嗟にクナイを取り出して応戦しているが、これでは術をどうにかする様な余裕など無い。幸い、術者のヨツユには、イタチの得意とする火遁の印も、写輪眼や天照と言った力の使い方も理解できていない。故に彼女が操るイタチはこうして肉弾戦を仕掛けてくる訳だが、これではいつかどちらかが傷付いてしまう。最悪命を落とす可能性だって否めない。ヨツユの狙いは恐らくそれだ。

繰り広げられる二人の戦いを見つめるヨツユ。その背中で、私は息を潜めた。何とかして二人を助けなければ。懐に忍ばせていたクナイを手に、私は幼い頃の記憶を思い出す。ヨツユが操る髪の術には、弱点があった筈。懐かしきあの頃、共にその術を考案していた私には分かる。イタチに繋がれたその細い髪を断ち切ってしまえば、簡単に解ける筈だ。

大丈夫だ、ヨツユは目の前に夢中でこちらに気付いてない。手に汗を握りながら徐々に距離を詰め、髪の毛に向かって一思いにクナイを振り下ろす、…筈だった。鋭くこちらを振り返ったヨツユは、とっくに私の魂胆に気付いていて。掴んだ私の手首を締め上げてきたものだから、痛みに握っていたクナイを床に落としてしまった。カランカランと、無機質な音が響いて転がっていく。そして、その様子を横目に見ていたデイダラもまた、私に気を取られてイタチに隙を見せる事となる。

「ななし……!、ぐっ…!?」

深く突き刺されたイタチのクナイは、デイダラの腹部に埋もれ、真っ赤に染まっていった。ぽたぽたと滴る血液が地面に染みを作る。呻き声を漏らしながら膝をついたデイダラに対し、イタチもまた、珍しく切羽詰まった表情を浮かべていた。意識ははっきりしているというのに、全く体が言う事を聞かない。イタチがデイダラを刺す瞬間は私もしっかりその目に捉えていて、悲痛に叫ぶ声が木霊した。

「デイダラ!!」
「大丈夫よななし。貴女が寂しくない様に、あの二人は殺した後に私が操ってあげる。そうしたら、ずっとここで一緒に暮らせるよ」
「ヨツユ……お願いもうやめて…。私はそんなこと望んでない…!私は…、」

と言いかけて、自分で言葉を飲み込んだ。そうだ、私は、二人とずっと一緒にいたい。咄嗟に出かけた自分自身の言葉に気付かされるなんて。過去の真実に揺れ動いていた心は、たった1つの結論に辿り着いていた。私は二人のそばに居たい。暁のみんなといたい。日頃から常に心に抱え、口にし続けてきたではないか。この力は、暁のみんなの為に使うと。地獄を覚悟し、暁に入ったんだと。

過去に起こった事や、暁がしたことは変えられない。だけど、デイダラやイタチや、暁のみんなが私にしてくれていた事も、紛れも無い真実だ。戦えない私を庇って傷付いたり、落ち込む私を支えてくれたり、私を一人の仲間として受け入れてくれた。そのみんなの思いは、確かに私の心に伝わっている。もう腹は決まった。だから、伝えなければならない。私のこの想いを、ヨツユに。

「ヨツユ…、私やっぱり、里には戻れない」
「……!ななし、どうして…!」
「私、あの二人が大好きだから。暁のみんなの事、守りたいの。私のこの力で……」

狼狽えるヨツユ。彼女の気持ちも、嬉しかった。だけど、それには応えられない。デイダラの手を取ったあの日から、私はもう後戻りは出来ないレールに乗ったのだから。

「ずっと恨んでいた私のこの力も、暁のみんなと出会って初めて感謝したの。これでみんなを救えるんだって思ったら、嬉しかった…。だから私はこれからも、二人のために…みんなの為に力を使いたい!」

私の決意は、きっとデイダラとイタチにも届いている筈だ。イタチ、私に選択肢をくれてありがとう。デイダラ、迎えに来てくれてありがとう。そんな想いを噛み締めながら、ヨツユを真っ直ぐ見つめる。ヨツユも、過去を断ち切らなければならない。死んだ人を操って偽りの里を存続させたって、ただ虚しいだけだ。過去の痛みを乗り越え、彼女も前を向かなければならないのだ。

だが、そう簡単に行く筈もなかった。黙って聞いていたヨツユの表情は、みるみる怒りに変わっていく。明らかに豹変した彼女の雰囲気に押されて、私が一歩後退るのとほぼ同時に、イタチとデイダラもハッと顔色を変える。ヨツユの過去への未練は、考えているよりももっと深く、黒いものだった。

「許せない……。暁……お前たちのせいで…ななしは穢れてしまった…。お前たちなんかの為に、ななしの力を使うなんて、そんなの絶対に許さない!」
「ヨツユ…!どうして…!」

激昂した彼女には、最早私の言葉すら届かない。勢い良く振り上げられたヨツユの右手に呼応して、周囲に張り巡らされていた髪は、鋭い刃物のようにその切っ先を尖らせた。それらは全て、イタチとデイダラに向けられている。その場を離れようとするデイダラに先手を打ち、未だ体の自由をヨツユに奪われているイタチは、デイダラの体を拘束した。

「くそ……、体が……」
「おい!このままじゃ、」
「死ね暁!!お前らを殺して、ななしを取り戻す!」

掲げられたヨツユの手が振り下ろされる瞬間こそ、無数の髪の刃が二人を貫く合図だ。嫌だ、守らなきゃ、二人が死んじゃう、そう焦る私の体は、考えるよりも先に動き出していた。驚き止めようとするヨツユを振り払い、イタチとデイダラ目掛けて走る。

「よせ!ななし!!」
「出てくるな!!」

必死の剣幕で私を止めるイタチとデイダラの声も、もう遅い。二人を庇うように抱きしめた私の背中には、何本もの刃が突き刺さっていた。感じた事のない裂けるような痛みが体を走っているのに、声が上手く出さなくて悲鳴すら上げられない。前に見えるのは、目を見開いて固まるデイダラとイタチの姿。良かった、無事なんだね、なんて、私の事を差し置いて凄く嬉しかった。

「よかっ…た……、まにあって……」
「おい…ななし……、」
「だいじょうぶ……こんなこと…いつもみんながわたしに…してくれてる、ことでしょ…」
「ななし!!!」

ぐらりと視界が傾いても、私に踏ん張る力など残されていない。そのままズルズルと地面に倒れこんだ。早く、早く自分の体を噛んで傷を癒さなきゃ、そう頭では思っていても、うまく体を動かせなくてもたつく。そうしている内にもどんどん体力は奪われ、体の熱が冷えていくのを感じていた。デイダラとイタチの声が遠い。駄目、気を失っては…。必死に自分の意識を手繰り寄せた。

「ななし!!おい!!くそ…、離せイタチ!!!」
「ヨツユ……、貴様…!!」

いつも守られていたから分からなかったけど、刺されるのってこんなに痛いんだ。みんな戦闘して傷を負っても痛いなんて言わないから、全く気がつかなかった。それなのに私ときたら、たかが噛まれた位で痛い痛いって騒いで…。みんなの方がもっと痛かったのにね。

イタチたちに向けた攻撃が私に当たった事により、ヨツユは激しく動揺していた。慌てて社殿を飛び出し、倒れる私に駆け寄ってくる。その隙を、デイダラもイタチも見逃さなかった。術が解けたその一瞬の内に、イタチは私の体を抱き抱え、デイダラは向かってきたヨツユの頭を掴んで地面に思い切り叩き付けた。呻き声を漏らすヨツユに対し、相手が女であってもデイダラは容赦がない。じたばたともがくヨツユは、何度もデイダラに罵声を浴びせた。

「ななしを返せ!この犯罪者共!お前たちのせいでななしは苦しみ続けてるんだ!私が、私がななしを救う…!私がななしを地獄から救うのよ!」
「………救うだと……」

その言葉を聞いた時のデイダラは、ぴきりと血管が浮き出る感覚を覚えていた。イタチの腕の中で、私はデイダラの殺気を肌で感じる。かつてこれ程までに、デイダラが何かに対し怒りをぶつけた事があっただろうか。デイダラの怒りのボルテージが上がるほど、ヨツユの頭を掴む手に力が篭った。ミシミシと骨の軋む音と、ヨツユの悲痛な叫び声が鼓膜を揺らした。

「…救うなんて…、虫も殺した事の無いようなお前が簡単に口にするんじゃねぇ…、うん」
「あっ……、ぐ………」
「ななしを救える人間なんて、この世にはどこにもいねぇんだよ」

それは、デイダラの決意だった。朧げな意識の中で、でもはっきりと、私は聞いていた。デイダラの言葉を。デイダラの想いを。全て、1つ残らず。

「あんな力を持って生まれたせいで、アイツはどこに行っても利用され続ける。地獄で生き続ける運命なんだよ」
「違う…っ、そんなことは…!!」
「お前には救えない。ななしを救う場所なんて存在しない」

光るデイダラの目は、深い愛と、深い歪みに染まる。

「だから、オレがななしを地獄へ連れて行く……!」