骨のまで存分に

私の曽祖父は大きな戦の経験者だと伝えられている。
ここはそんな曽祖父が戦から帰り、立てた神社らしい。

その戦については正直な話、あまり詳しくはない。
なんでも歴史を守るために神様を率いて戦っていたとかなんとか…。
曽祖父があまり話したがらなかった事と、極秘案件だったらしいことが関係しているらしく家族でさえも詳細を知らないどころか真偽さえも不明なままだという。
ただ祖父曰く、曽祖父の近くにはとても綺麗な金髪の青年がい寄り添っていたという。

「今思えば、いつまでも綺麗な姿のその人は父と一緒に戦った神様だったんだろうなぁ…。」

そうぼんやりと告げた祖父の言葉をふと、思い出した。

「神様かぁ…。」

ポロリと口から零れた私の言葉は、夕暮れの空に静かに溶けていった。