特力へいらっしゃい

そういえば言ってなかったけど、私実は特力系なんだよね。長いこと行ってなかったけど、昨日野田くんが帰ってきたらしいので久しぶりに行ってみようかと思う。
というか、蜜柑にバレて連行されている。

「おーい、のだっち」
「はーい、あっ」
「ぎゃっ!」

大量の荷物を持ったのだっちと蜜柑が激突し、荷物が散乱する。

「あーあ、何やってんだよのだっちー。」
「のだっち、これうちのルーキー。チビ、特力クラスの担任、タイムトリッパーの野田先生。」

黒髪で目の下に罰則印をつけた男子生徒が、蜜柑とのだっちに紹介する。蜜柑来てから結構経ってるけど、ずっといなかった訳?

「よ、よろしく」

最近影が薄いのか不安になってきているので、存在を主張することにした。

「蜜柑、大丈夫?」
「あ、ありがとう。」

手を差し出して立たせる。すると、ようやく気付いたのか私に視線が集まる。

「あ、この子は、」
「吉田ユキ。タイムトリップのアリスですー。」

手をあげて挨拶。

「え、てことは新入り?美咲ー!新入り来るって知ってたか?」
「え?新入り?聞いてねーけど?」
「おい、のだっちー。聞いてねーよ!サプライズ歓迎会し損ねたじゃねーか。」
「あ、大丈夫ですー。私新入りじゃないんで。」

むしろ君らより先輩なんで。

「え、どういうことだ?のだっち、…のだっち?」

返事のない野田先生に視線が集まる。当の本人は目を見開いてユキを見ている。怖い。

「…吉田さん?」
「はいよー。久しぶりだね、野田くん。」

皆見てくる。怖い。

「…なんで、」
「もーなんなのこの学園!教師間での情報交換しなさすぎじゃね?」

昔の知り合いに会う度驚かれるんだけど。

「訳わかんねーんだけど。のだっち説明してくれね?」

罰則印が言う。

「え、えぇ。彼女は僕の先輩なんです。卒業する少し前に忽然と姿を消しました。」
「失礼な言い方だなー。ちょーっとアリスが発動しちゃっただけだよー。」
「身体が縮んでいるのは、アリスの副作用、ってところですか?」
「うん、まぁそんなとこ。」
「…え?つまりどういうこと?」
「簡単にいえばアレだー。」


先輩が復帰したよ!


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(勉強なんでもござれ。)
(((マジでか!)))