その数日後、イザナの呼び出しで天竺の幹部たちだけが集められ、深愛もそこに来るよう言われる。


「明日、俺たちは東京へ乗り込み、東卍狩りを実行する」


東卍狩り、か…。いよいよイザナが…いや…天竺が、東卍潰しに動き出すんだな…。

幹部は全員参加なので、もちろん蘭ちゃんと竜胆も現地で東卍狩りに参加するらしい。
私は隊長たちの位置を特定して、幹部たちに伝達するよう指示された。…なんて嫌な仕事なんだろう。


「このタイミングで、そろそろムーチョにも動いてもらう予定だ。九井一を手に入れ次第、東卍でムーチョが率いている伍番隊ごと、天竺に下る手筈になっている」

「えっ…」


思わず声を出してしまい、隣にいた蘭ちゃんから「どうした?」と小さい声で訊かれてしまった。

慌てて「なんでもない」と答えたけど、後でなにかそれっぽい言い訳しておかないとな…。「伍番隊ごととは思ってなかったから」とか言っておこうかな…。

正直言うと予想はしていたけど…伍番隊ごとってことは、三途くんも一緒に天竺に来るってことだよね…?

三途くんが…東卍を裏切って天竺に…。
私の知る限り彼はそんなタイプには見えない。
ムーチョの下についているから仕方ないのかもだけど…。


「……大丈夫かな…」


ボソッと呟いた時には頭の中は三途くんの心配でいっぱいになっていて、集会の話も右から左…。当然、蘭ちゃんが私をじっと見ている事にも気がついていなかった。




言いたいことと、言えないこと
(本音をぶちまけることも時には大切)

 
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それではまた、違う世界線で。