空白
私の恋人には困ったところがいくつかある。そのうちのひとつ、セックスがどうにも長い。
遅漏という訳でもない。挿入中に休憩を挟んだり前戯に時間をかけたりと中々に長時間セックスをしたがるのだ。
何故かと問えば普段忙しい分セックスはできるだけ長く沢山したいと言うし私の身が持たないので少し加減してくれないかとお願いすればけろりとした顔で嫌だが?と言ってくる。そういう男なのだ。意外と図太い。言ってもダメならと、私は仕方なく強硬手段に出ることにした。
強硬手段と言ってもセックスを禁ずるのは独歩のプッツンが来た時にこちらが結局痛い目みる事になりかねないので得策でない。
という訳で考えた結果、こちらが主導権を握ってしまえばいいのでは?という結論に至った
『なので、今夜は私が上です』
「……俺が攻めたいんだが」
渋る独歩を無視して淡々とことを進め挿入まで持っていく
『ん、挿入れるよ……』
「……」
こくりと独歩の喉仏が上下するのを見つめながら独歩の上に跨り腰を落とす。触れた熱におなかがひくりと震えるのを感じながら少しづつ少しづつ怒張を飲み込んでいく
『ん……♡、っ』
こちらが先にへばってしまっては意味が無いので何とか快感をやり過ごそうと休憩を挟みながら全部を飲み込もうとする動きがもどかしいのか独歩の手がそろりと腰に回る
『ぁ♡こら、だめ』
手を恋人繋ぎで捕まえながらまた少しづつ挿入を深めていくと今度は捕まえていなかった方の手が悪さをして一気に私の腰を下に押し付けた
『〜〜っ♡♡ぁ♡、んっ♡』
「生殺しもいいところだっ……!こんなのっ、我慢出来るわけないだろ!!?」
『ひっ♡あっ♡ぁんっ♡♡どっぽ♡だめっ♡♡』
そのままがつがつと快楽を貪るように開始された律動に振り落とされまいと繋いだ手と独歩の肩を掴んでいた手で何とか体制を保つ
「俺の、セックスが長いのだって、なまえが可愛すぎるのがいけないんだ!こればっかりは、お前のせい、だからな!!!」
『ぅ♡あっ♡♡っ♡やらっ♡イきそ♡まって♡どっぽっ♡♡まってぇ♡♡♡』
「こんなにナカをビクビクさせて、俺を誘ってるんだろ!?俺の子種が欲しくて、子宮降ろしてくれてるのに!精液注がない方が失礼だろうが!!!」
『は♡あっ♡〜〜っ♡♡♡♡ぁ♡ほ♡ほんとにぃ♡♡♡まって♡イっ♡イったっ♡♡イったからあっ♡♡♡』
絶頂と共に身体から力が抜けてしまうと独歩は素早く私をベッドの上に組み敷いた
「ほら、次は俺の番。朝まで死ぬほどセックスしような♡」
強硬手段、失敗したな
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