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▼【年越しカウントダウン】

◇狼さんの娘 ※完結後

「もう大人ですから!」

そう言い切ったMs.は初めて飲むというワインを口にして、あっさり眠りについていた。
我輩の膝の上に乗ったMs.の頭を撫でる。ぐっすり眠っているその姿に苦笑が零れる。年越しのカウントダウンをするのでは無かったのだろうか。このままでは寝過ごすだろう。

流れた髪をかき分けて、額を撫でて、ふと時計を見ると既に今年も残り数秒だった。年越しの日に誰かと共に過ごすのも久しぶりだ。

「Happy new year.」

そう呟いて眠ったままのMs.にキスを落とす。彼女の終わりと始まりを同時に奪って、広がる幸福感を味わう。

目覚めたMs.には酷く怒られるだろうが、あっさり眠ってしまった彼女の方が悪いのだ。
カウントダウンがしたいというのならば、来年こそはちゃんと起きていればいい。

また来年も、ここでふたりで。

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