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▼【祈り】

◇狼さんの娘

夜。目が覚めました。

ぱちりと、急に意識が覚醒するかのように目が覚めました。
隣にはスネイプ先生が眠っていました。それもそうです。まだまだ夜は長いのですから。

寝顔を見つめていたくて身体を横にすると、私が身動きしたことに気が付いたのか先生の瞼が薄く開きました。

ぱちぱちと瞬きをしながら先生を見つめていると、スネイプ先生は手を伸ばして私の瞼を覆ってしまいました。
冷たい掌を心地よく感じて目を閉じます。擦り寄るように近づいて腕の中に収まります。反射のように抱きしめ返してくださる先生に笑みを浮かべます。

少ししているとゆっくりとスネイプ先生の体重が私にもかかってきます。再び眠ってしまったのでしょう。

「おやすなさい。スネイプ先生」

小さな小さな声で囁いて、彼のしあわせな眠りを祈るのです。


†アラン・リックマンさんの訃報を聞いて。アランといえば、スネイプ先生みたいな節があって、本当に辛い出来事でした。『永遠に』と演じた彼を愛して。

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