▼【暑いのは貴方も同じ】
◇狼さんの娘は最初から「今日の調合は火を使わないものにしません?」
「何故」
「だってとっても暑いんですもーん。教室中で大鍋を使ったら、さらに暑くなっちゃいます。
そうだ。今日は氷薬の調合をしましょうよ」
「試験には関係ない」
「この授業速度なら1時限分くらいは問題ないはずです。もう1時限分はちゃんと授業しますから」
「………君がちゃんと指導するのならば」
「わーい」
彼はその後、授業の後半、きっちり1時限分を私に与えてくださいました。
授業中、生徒達に教えながら作った氷薬を半分にして、授業のあとは2人、それを持って涼んだのです。
(その真っ黒い服は、とっても暑そうです)