▼【夏】(アベンジャーズ)
◇バッキーバッキーを見つけた。ウィンターソルジャーなんて呼ばれている彼と、手を繋ごうと駆け寄る。
彼の名前を呼びながら手を伸ばすと、バッキーはばっと左手をあげてしまった。
手を繋ごうとしていた私は行き場を失った手を右往左往させる。
泣きそうな顔してバッキーを見上げると彼は、呆れたように笑った。
そしてバッキーは笑いながら銀色になってしまった左手を、少しだけ私の手に触れさせた。
私はびっくりして銀色の手から逃れる。日差しを燦々と浴びた銀色の左手は、とっても熱を持っていたのだ。
悪戯に左手をちらつかせるバッキーから笑いと悲鳴とを上げながら逃げる。
少ししたら、彼は自身の右側を示して、私も微笑みを浮かべて彼の右手と手を繋いだ。