「ごめんなさい、セブルス。
荷物ありがとう」
「……何かあったのか? 酷い顔だ」
談話室に戻ると肘掛け椅子に座ったセブルスが、心配そうにリアの顔を覗き込んだ。リアはクスクスと笑う。
「ブラック家の令嬢に『酷い顔』だなんて。
セブルスだけよ?」
「ふざけるな。
本当にどうしたんだ?」
リアは微笑んだままだった。
セブルスの前の椅子に座り、リアは自分の指先を見つめていた。
「………………嫉妬。ただの」
静かにリアを見たセブルスが、リアの頭を2回ほど優しく撫でた。
(Things are getting worse and worse.(事態はますます悪化してきた))
私の中でだけ、だけど。