(本当に馬鹿みたい)
リアは談話室に向かう廊下をただ歩いていた。
ほんの少しの自責の念を抱えながら。
(別に彼に八つ当たりする必要なんかなかったわ…。
あとで謝らないと――)
廊下を曲がった瞬間、彼女の足が止まった。
リアの視線の先で、シリウスと、そして見知らぬグリフィンドールの女生徒が仲よさ気に微笑みあったあと、空き教室へと消えていったのだ。
(私には、)
リアは長い息を吐く。図書室に全ての荷物を置いて来ていることにも気がついた。
スッと背筋を伸ばして前だけを見た。
その先には、何も、ない。
(私には、関係ない)
(Would you please cut it out?(お願いだからやめてくれない?))
関わらないで、お願いだから。