「お久しぶり。……随分と背が伸びたわね…」
「あはは。ありがとう」
コンパートメントに入ってみると、にっこりと笑うリーマスが目に入った。
夏休みに入る前より、格段と背が伸びている。
リアは少し怒ったような声を出した。
「男の子の成長期は怖いわね。狡くもあるわ」
「リアもまだ伸びるでしょ?」
「こいつはもう無理だって。一昨年伸びすぎたからな」
ジェームズのために席を詰めたシリウスがからかうようにリアを見た。
リアはガンッとシリウスのすねを蹴った。
すねを抑えるシリウスを満足げに見たリアは、ふん。と腕を組んだ。
「煩いわ。私より小さいくせに」
「ほんの数センチだけだろうが」
「君達、夏休み中に少し中が良くなったのかい?」
ニヤニヤとしたジェームズが聞くと2人のブラックはばっと反対方向を向き合うのだった。
(Don't worry.(心配しないで))
これぐらいが2人の距離なんだよね?