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「いやですよ、ボンゴレ!オレはまだ死にたくっ…ガバッ!」
「お、当たりか」
ランボ、リボーンに無理矢理口に入れられて速攻で脱落。
残りはオレ、姫、雲雀さん、骸、お兄さん、山本、そしてリボーン。
じゃんけんで順番を決めて、次は山本。
あの山本も真剣にシュークリームを見つめて毒を見分けようと頑張る。
そして、一口。
「…!うめー!!」
「山本、セーフだな」
「やったぜ!」
ニカッと笑う山本は本当に嬉しそうだ。(まぁそれはそうだろう)
ちなみに当たりという名の毒シューは全部で10個。
ハズレのおいしいシュークリームも全部で10個。
今はランボと獄寺くん、山本の分を抜かすと8個と9個ずつ。
僅かにセーフになる確率が高いけど……
「次はお兄さんですね」
「…きょ、極限、男は度胸だー!!ぐはっ!」
「「「えー!!」」」
まさかのお兄さん、3ついっぺんに口に入れてぶっ倒れたんだけど…!
これじゃそれぞれ何個ずつあるのかわかんなくなったじゃん!
ピクピク、と痙攣するお兄さんを殴りたくなったのは仕方ないだろう。
ーーー残り14個。
「次、私ですねっ…!」
「いや、姫はやめても、」
「いただきます!」
危険すぎる、と止めようとしたが姫は既に食べてて。
ぴたり、と固まる姫に「まさか毒か!?」と戦慄が走る。
ーーーけど。
「これ、すっごくおいしいです!」
「姫もセーフだな」
「「「(よかった!)」」」
さすが幸運の女神。
おいしい、と笑う姫をよかったね、って言いながら撫でたい衝動を我慢して見守る。
次は自分の番。…超直感は使うな、という制約があるから信じられるのは見る目だけ。
一体どれが毒入りか、なんて考えてもどうせわからないから適当に取ってみる。
一瞬嫌な予感が駆け抜けたが、一度とったものはしょうがない。
一口食べて、
「…っ…!」
「綱吉!」
ツナもアタリか、というリボーンの冷静な声と焦る姫の声を聞きながらオレの意識は遠退いていった。
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