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あれから明るい昼食をとって教室に戻ることになった。
少し空元気なところがあったけど……楽しかった。本当に感謝の気持ちでいっぱい。
教室に戻るとみんななにやら真剣な顔をして話している人と楽しそうに話している人に分かれていた。
よくわからず首を傾げながら、とりあえず知っていそうなツナに目を向ける。
「これは…?」
「…か、会議…?」
オレもうまく説明できないー!と嘆くツナに苦笑してみんなの話に耳を傾ける。
言葉の端々にサッカーや野球、テニスなどスポーツの名前。
それに誰かこれに出るとかそういうことも話している。
私が察するに……もうすぐスポーツ大会があるからそれについて、かな?
組対抗だから作戦会議、といったところだと思う。
そういえば並中の体育祭のときもこうやって集まって話し合いをしたんだった。
懐かしいなぁ、なんて思っていればこのクラスの学級委員長が興奮気味にバンッと教卓を叩く。
「注目!これから毎年恒例スポーツ大会について話し合おうと思う!
今年はスポーツ万能な美瑠ちゃんがこのクラスにいる!優勝を狙ってもいいと思うんだ!」
「そこまで運動できないよ…?」
「謙遜しなくていいよ、美瑠ちゃん!
そこで!美瑠ちゃんには……個人戦である、テニスに出てほしいんだ!」
「テニスに…?」
突然出てきた競技名に目をぱちくりさせる。
確かに私はテニス好きで、よくザンザスやベルとしていたけど…ここにきてから一度もしてないはず。
なんで私がテニスできるって知ってたんだろう…?
いくら運動神経抜群だったとしてもルールや経験がないとやっぱり現役でテニスしている人には勝てないし……
すると委員長がふふふ、と自信満々げな表情で笑みを浮かべた。
「担任の…リボ山先生から聞いたんだ!」
「ちゃおっス」
「リボーン!!」
どうやら私は顔に「どうして私がテニスできること知っているの?」と書いてあったらしい。
そう応えてくれた委員長に突然現れたリボ山、基リボーン。
ほ、本当に担任だったんだー!むしろそっちの方にびっくりだよ。
ツナは「またお前かー!」ってつっこんでたけど。
「美瑠のテニスの腕前は一流だからな。余裕で優勝できるぞ」
「現役の先輩達には負けるよ」
「そんな心配いらねーな」
勝てるだろ?とどこから誰が見てもニヒルな笑みを浮かべるリボーン。
つまり……勝たねーと殺すぞ、という意味。
あぁもうそんなこと言われたら私もどうも言えないよ……と苦笑する。
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