16.2



「好きな女が3日休んだだけで動揺すんじゃねぇ、ダメツナが」

「動揺なんて…って、好きな女って何だよ!」

「何だ、自覚なしか」




やれやれ、と呆れたように首をふるリボーンにいらっとしたがそんなこと考える暇もない。
大体俺が好きなのは京子ちゃんだ。姫じゃない……っていってる側からなんでこんなに違和感感じてるんだよ俺!

よく落ち着いて考えてみると最近京子ちゃんと話していても赤くならない。
昔の俺なら京子ちゃんが話しかけてくれただけで舞い上がって、幸せだったのに今はそんな感情を持たない。
京子ちゃんと話したい、と思わず、姫ともっと話したい、なんて思っている自分。
これじゃ京子ちゃんじゃなくて姫を好きみたいじゃないか……




「…みたい、じゃなくて…好き、なんだ…」

「やっとわかったのか」

「うん」




遅せぇ、と言うリボーンにそうだな、と苦笑を返すしかない。
本当に、自分でも遅いように思う。姫が好きだなんて簡単なこと、どうして今まで気づかなかったんだろう。

わかったらさっさと行って来い、と言われて大きく頷いていつもなら怯えて近寄らない応接室に向かう。
山本と獄寺くんは不思議そうにしていたけど、俺が応接室に行くとわかると何故か納得したように頷いた。

…山本と獄寺くんにまでバレてたんだ、俺の気持ち。
なおさらなんで自分の気持ちに自分が気づけなかったのか、と苦笑が漏れる。


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