18.2



……―――しばらくして、治療室のランプが消えて、ドアがひらかれる。
ばっと立ち上がると先生が出てきたので慌てて駆け寄った。




「先生、雲雀さんは…!」

「一命は取り留めております。後は意識が戻るのを待つだけです」

「…!よかった!!」




その後に出てきた雲雀さんは血を流しすぎたのか少し顔色が悪かったけれどあの不安定さはなかった。
その様子に安心していると雲雀さんは特別室に運ばれていった。
ツナたちは一度家に帰るといっていたが私はそのまま帰る気にもなれず雲雀さんの病室へ向かう。
病室で寝ている雲雀さんにゆっくり近づき、穏やかな顔をして眠っている雲雀さんの手を軽く握り締めた。

…もし、姫ちゃんが並盛にいたらきっとここにいたのは姫ちゃんだったんだろう。
けど、何の偶然なのか姫ちゃんはいまアメリカにいて、雲雀さんの側にいるのは私……

もう、こんなことはないかもしれない。
けれど少しだけでいい。少しでいいから…雲雀さんの側にいたい。

ずっとずっと…あなたの隣に並ぶことだけが、私の夢だったのだから……

こうやって、手を握るのもきっと最後で。
あなたが目を覚ましたらこのポジションにいるのは姫ちゃんで、私じゃなくなっちゃうから。


だから…あと少しだけ、こうやって雲雀さんの側にいさせてください……

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