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「リボーンに聞いたんだ。姫は一足先に仕事してるって」
「抜け駆けか!ずりぃぞ、佐藤!」
「えらいな、佐藤は」
「ちっとは見習え、ツナ」
「げ、リボーンいたのかよ!」
「悪りぃか」
顔を引きつらせるツナ。リボーンにコーヒーを渡すと涼しげな顔でのみ始めた。
あぁ、この師弟関係は変わらないな、なんて思いながらツナたちを部屋へと招く。
再びコーヒーを淹れて、持ってきてもらったケーキを出すとツナは苦笑していた。
「せっかく姫のお土産にって思ったのに、気を使わせちゃってごめんね」
「ううん。来てくれて嬉しい。ケーキ、ありがとう」
「姫が喜んでくれてオレも嬉しいよ」
「なぁなぁ、佐藤は今どんな仕事してんだ?」
「書類整理。書類に目を通して、9代目に説明するの」
「なっ!?…や、やるじゃねぇか…」
「まだまだ未熟だけどね」
「オレも負けていられねぇ…!」
「焦らなくても大丈夫。獄寺君には大切な役割があるってコヨーテさまが言ってたから」
「そ…そうかよ…」
「(獄寺くん、うまく扱われてるなぁ…)」
私に対する嫉妬にめらめら燃えていた獄寺君。
でも、彼は守護者なのだからそう焦る必要はないだろう。
「そういえば、この前継承式の書類を見たよ。
ツナに説明しておいてほしいって言われていたんだけど、今聞く?」
「ええっ!?継承式!?」
「うん。書類、すぐに持ってくるね。本当は守護者全員に説明しないといけなんだけど、先にしておいてもいいと思う」
十代目、いよいよですね!とか楽しみなのなーとか緊張してきたー!とかにぎやかな声が聞こえてくる。
ひたすら喜ぶ獄寺君に、のんきな山本君。ひたすら焦るツナ。喝を入れるリボーンくん。
…なんだか、聞いているこっちまで明るくなる。
きっと、みんなも働き始めたらこんな雰囲気なんだろうな。
そんな想像をしていると、とても楽しい気持ちになってきた。
わくわくする気持ちを落ち着かせて、話さないといけないことを頭の中でまとめながら書類の確認をする。
よし、全部ある。トントン、と軽く書類をそろえて、ツナたちのところへ戻った。
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