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外で戦っている聖は無駄だと思いつつも声をかけてみる。
「私、アクマじゃありません。この門番さんが勘違いされただけで……」
「嘘つくんじゃねぇ」
『聖がアクマなわけないだろう!さっさと開けろ!それともそろそろ6号を用意すべきか?』
遠回しに『開けないなら壊すぞコラ』と言っているのだ。
その裏の言葉に気付いたのか門番は脅えながら「開門ー!!」と叫ぶ。
固く、重い門が重厚な音をたてて開いたことで神田と聖の動きが止まる。
よかった、と聖は安堵で胸を撫で下ろしながら開けてくれた門番に頭を下げた。
「ありがとうございました。門番さん」
門番にまで敬語の聖に科学班全員の心が1つになった。
『(可愛いっ!)』と。
元帥は当然、とばかり満足げに頷いていた。
「さ、早く入ってこい、聖」
「はい。でも…あちらの気が済まないようです」
ちらりと聖が自分の後ろを振りかえると六幻の先を向ける神田が目に入った。
やる気満々、というところか。
その様子に元帥は相変わらず頭でっかちだ、と呆れた。
「神田!いいかげんにしろ!聖はエクソシストだと言っただろう!」
それに……この子は…!
「神田さん」
聖はひらりと黒いマントを翻しながら振り向く。
神田からは聖の表情は見えない。
「私が気に入らないのはわかります。もちろん怪しいのも。
でもそこまで疑われるとあまり怒らない私でも少し…怒ります」
どこまでも丁寧な話し方。
とても怒っているようには聞こえなかった。…少なくとも、神田や科学班達は。
だが長い間見てきた元帥には分かっていた。
――――かなり怒っている、と……
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