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「「寒いッッ!!」」




夜景が綺麗だという噂があって恋人である綱吉と一緒に来てみたのだが……
かなり山奥で、しかも冬だから風は強いし気温は全然違うしで、正直夜景どころじゃない。
これじゃあ色気もあったものじゃないよ。

震える体を少し綱吉に寄せるけど、綱吉の体も震えていた。




「つ、綱吉ー!寒い!ちょー寒い!」

「確かにー!!」

「てか何か山で夜景見えなくない!?」

「やっぱりあれって山だよね!?」


「「てか寒いッッ!」」



本日二回目の叫び。

夜景は見えないし(多分山で見えない)あり得ないくらい寒いし、ツッコミどころ満載だし!
完全に失敗、教えた骸の馬鹿!




「か、帰ろうよー!綱吉!」

「そうしよ!」




寒い寒いと言いながら二人でぎゅっと手を繋いで歩き始める。
寒いから余計にお互いの体温が温かく感じた。

もう帰ろうと体の向きを変えたとき、




「…!綱吉!」

「何だよー」

「見て!空!!」

「…?…わぁ…!!」




くいっと袖を引っ張ると綱吉も上を向いて驚きの声をあげる。


ーーー見上げた空は満天の星。

本当に同じ日本だとは思えないほど、たくさん。
一等星だけじゃない星までびっしりと見えてとっても綺麗。

人工的な光なんかより、ずっと。


思わず二人して見とれて寒さすら忘れてしまった。

きらきら、きらきら。

星屑という言葉がぴったり。




「きれー…」

「ねー…」

「(骸馬鹿とか思ってごめんー…)」




温かな光にすら見える星。

美しいその光景に息をのみながら私たちはずっと見つめていた。

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