「あれ…私…?」

「リナリー!」

「リナ!」



意識が戻ってきたことが嬉しくて、レティシアは思いっきりリナリーに抱きついた。
リナリーはそんなレティシアを抱きしめ返そうと、握っていた手を開くとアレンの顔に何かが突撃する。

思わず手を離してしまったので、アレンの顔に思いっきりめり込んでいたが。



「あら」

「ティムキャンピー!何でそんなトコから…っ」

「あ、アレンくんが倒れた時一緒に砕けちゃって。ずっとカケラを持ってたの。
って私どうしたの?ここどこ?アレンくん元気だし。このカッコ何?」

「ロードがちょっとおめかしさせちゃったの」

「僕達、ミランダさんのイノセンスに助けられたんですよ」

「え?わ、私…?私が…??」

「あなたが発動したこのイノセンスが攻撃を受けた僕らの時間を吸い出してくれたんです」

「これでミランダもエクソシストね」

「ありがとうミランダさん!」



心からのお礼に、笑顔の三人。
その言葉が、表情が、何よりも嬉しくて、一筋の涙がミランダの頬を伝う。



「このヤロぉ出てきやがれぇっ」



アイスファイアを吹きかけるアクマに対抗し、素早くリナリーはドレスの裾を引き裂いた。


“円舞「霧風」!!!”

その名の通り、霧のような暴風がアクマたちの視界を奪う。
視界を遮られたことがハンデになり、アクマたちは「何も見えねぇ!」と喚いた。
そんなアクマたちとは対照的にロードはただ無表情に顔をかばう。

あまりにも見えないことがストレスとなり、やけになってアクマが叫んだ。



「どこだエクソシスト!!」

「ここだよ」



カボチャアクマの上に乗り、イノセンスを突きつけるアレン。
アクマが気付いて攻撃する前に、弾を撃ち込むとアクマが一体破壊された。

傷一つない二人にロードはようやく真面目な笑みを浮かべた。



「へぇ〜エクソシストって面白いねェ」

「勝負だロード」

「レロロ〜あいつら何がどうしてピンピンしてるレロ〜!?」

「…ミランダって奴、適合者だったんじゃん?
どうやったかは知んないけどあの女、あいつらを元気にしちゃったみたいィ」


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