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「…ブックマン、私も出るわ。ノアの話ならブックマンひとりで充分だし。
それにあの2人を見張っとかないと、何をしでかすかわからないから」
「そうじゃな…よろしく頼む、レティシア嬢」
「いいのよ」
少し笑い、ドアを開けたが、出口はふさがっていた。
大きな背中のせいでレティシアは出るに出れない。
「…いつまでそこにいる気かしら?」
「「あはは〜…」」
「はぁ…行くわよ」
小さくため息をついて、アレンとラビの襟を掴みずるずると引きずって外へ出る。
中にいるブックマンとコムイの話を妨げないために。
外は雪が降っており、冷たい雪がレティシアの頬に溶けていった。
「ホラ、雪が降ってるなら定番のアレやるわよ」
「雪合戦さ!?」
楽しそうな提案にラビが目をキラキラさせる。
しかし残念ながら予想に反した答えが返ってきた。
「雪だるま作り!」
「「……。」」
楽しそうなレティシアにせかされ、雪だるまを何個も作っていく。
小さいものから大きなものまで、様々。
しかしだんだん飽きてきたのか、ラビはいつものように新人に質問攻めを始めた。
「トシいくつ?」
「15くらい」
「あ、オレお兄さん。18だもん。レティシアは…聞いたらはぐらかされたな」
「…なら20歳くらいといっておくわ」
「適当すぎる…」
ガァァンとショックを受けつつも、アレンに対して言葉を続けた。
「それにしても15ねェ〜白髪のせいかもっとフケて見えんぜ」
「(しらが…)」
失礼ですね!銀髪ですよ!
と、言いたかったが、言い返しても無駄なことを察し、何も言わなかった。
「あ、オレのことラビでいいから。Jr.って呼ぶ奴もいるけど」
「私はラビットって呼んでるわ」
「それ、ヤメテ…」
「その言葉いろいろな人にいわれる」
ティッキーとかティッキーとかティッキーとかね。あ、あとユウちゃんもかしら。
そんなことを考えているとラビがまたもや、にやりと笑った。
「アレンのことはモヤシって呼んでいい?」
「は?」
「あら、雪だるま6号の頭が…」
思わず怒りで力を入れすぎたのだろう。
アレンが頭として作っていた雪の固まりが粉々に崩されてしまった。
「だってユウがそう呼んでたぜ」
「ユウ?」
「あれ?お前知らねーの?神田の下の名前、神田ユウっつーんだぜ、アイツ」
「そうなんだ。知らなかったや。みんな『神田』って呼ぶから…」
「私は違うわよ。『ユウちゃん』て呼んでる」
「それでいつもユウがキレてるさ…」
「いいじゃない。ユウちゃんって可愛いんだから」
「それはそれでイヤ…」
「(神田も苦労してるんですね…)」
アレンもモヤシくんと呼ばれているのでなんとなく気持ちがわかったとか。
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