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「私を破壊するの?」
「そーねぇ…エリアーデがモヤシくんを殺すようだったら破壊するわ」
だってその子は大切な『時の破壊者』だから。
「でも危害を加えないなら…破壊しない。
だって、はっきり言っちゃうとめんどくさいのよねぇ。
あー…こんなこと言ったらモヤシくんあたりが怒りそうだけど、ぶっちゃけちゃうと世界を救えればアクマ壊さなくてもいいかなぁ…なんてね」
「……は?」
思わずエリアーデは間抜けな顔をしてしまった。
これが…エクソシスト?私たちの、敵?
「ぷっ…あはははは!!」
これがエクソシスト!?
ありえないわ!!
大爆笑するエリアーデに小さくレティシアは肩をすくめた。
「あらら。そんなに笑うこと?」
「あんたホントにエクソシスト!?」
「一応ねぇ」
「ふふっ!あんた、ホント面白いわね」
「お褒めの言葉ありがとう」
「でも……
アイレスターを失いたくないの」
アレンの首に、
斧は振り下ろされた。
「…っ!!」
しまったっ…!完全に、油断してた…!
そう焦ったが、振り下ろされた斧はアレンの左腕によって阻止されていた。
そのあり得ない状況に思わず、レティシアは目を見開く。
「(え…?)」
「チッ、まだ動けたか」
エリアーデは力を込めるがまったく動かない。
どこにそんな力が、と眉をひそめるのと同時に、エリアーデはすぐに気づいた。
――――アレンに、意識がないことを。
「こいつ…意識がない…!?」
「(意識がない…?どういうこと…?)」
アレンは拳で斧を壊すと左腕がカッと発光する。
そして同時に大きくなる…左腕。
それは、本人の意思とは関係なく、イノセンスが勝手に発動している証拠。
…そう。アレンが初めて発動させた時と、同じ。
「(まさか…!)」
アレンの左腕はエリアーデをかする。
レティシアは驚愕していたが静かに事を見つめた。
エリアーデは恐怖で動悸が激しくなり、体が震える。
こんなことは一度もなかった。だが、確かに感じたのだ。…絶対的な力を。
「(何、この子…左手だけが勝手に動いてる!?)」
ハッと短く息をつくと、アレンの左眼から現れる髑髏。
その髑髏はどこかアクマのボディを思わせるもの。…そしてその髑髏はエリアーデをじっと見つめた。
タダイマ アレン
闇ガ戻ッテキタヨ……
アレンの体に吸い込まれるように戻っていく髑髏。
ピースがはまる様な音を立てて髑髏はアレンの中に納まる。
その感覚に、アレンは無意識に感覚が戻ってきた、と満たされた。
その不思議な感覚に身を委ねながらアレンの左眼が静かに開かれる。
進化した、強くなった呪い……
「アクマですね」
「変な奴…」
また戻ってきた
白と黒の世界
オカエリ
「前言撤回です。戦う理由ができました」
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